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巨人・中山礼都「次こそはって強い気持ちを持って打席に立ちました」名前と同じライトへ起死回生同点打

スポニチアネックス / 2024年9月7日 20時18分

<巨・D>9回、適時打を放ちガッツポーズする中山 (撮影・白鳥 佳樹)

 ◇セ・リーグ 巨人3―2DeNA(2024年9月7日 東京D)

 巨人の中山礼都内野手(22)が7日に出場選手登録され、9回に起死回生の同点適時打を放ってチームの大きな1勝に貢献した。

 1―2で迎えた9回だった。この回から登板した相手守護神・森原に対し、1死から坂本が右前打を放ち、チャンスメーク。2死一塁から代打・長野の三ゴロがこの回から守備固めに入った柴田の一塁悪送球を誘って2死一、二塁とすると、この日の試合前に今季4度目の出場選手登録となったばかりだった中山が代打に起用された。

 2球で2ストライクと追い込まれたが、森原が投じた4球目、内角高め150キロ直球を叩くと、これが起死回生の右前適時打に。土壇場で追いついて延長戦に持ち込むと、引き分け寸前の延長12回、2死走者なしの場面でオコエが劇的なサヨナラ弾を放って巨人が勝利をもぎ取った。

 試合後、まず最初にお立ち台に上がった中山は「今までチャンスをもらってもなかなか結果を出すことができなかったので、次こそはって強い気持ちを持って打席に立ちました」と第一声。

 「追い込まれていたんで、ポイントを近くして。ちょっと詰まりましたけど、いいところに落ちてくれました」と名前の礼都と同じライト前に落ちた同点打を振り返った。

 8月3日に今季3度目の1軍昇格を果たしたが、2打席連続安打のあとは4打席連続三振で同11日には出場選手登録抹消。地元で行われた8月10日の中日戦(バンテリンD)では「7番・三塁」に入って96日ぶりに先発出場するも2打席連続三振とともに守備でも精彩を欠いて阿部監督の逆鱗に触れ、4回の守備からベンチに下げられ、翌日から2軍に合流していた。

 悔しさとふがいなさを味わったが、2軍で結果を残しての1軍再昇格。「1軍の試合を毎日見てましたし、自分もこの輪に入って優勝争い、チームの勝利に貢献したいっていう気持ちはずっと持っていたので、その思いでずっと練習してました」。1軍での安打は8月6日の広島戦(東京D)以来32日ぶり、今季4安打目。打点は今季出場18試合22打席目で初だった。

 「まだまだこれから、残り試合少ないですけど、もっとチームに貢献できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!」。中山が張り上げた最後のメッセージにスタンドは大盛り上がりだった。

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