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巨人・阿部監督 劣勢で今季初めて守護神・大勢投入「何が起こるか分からない」

スポニチアネックス / 2024年9月7日 21時12分

<巨・D>延長10回、高梨(中央右)らナインに話をする阿部監督(同左)(撮影・木村 揚輔)

 ◇セ・リーグ 巨人3―2DeNA(2024年9月7日 東京D)

 巨人の守護神・大勢投手(25)が7日のDeNA戦(東京D)で好リリーフ。今季36試合目にして初めて劣勢での登板となったが、3者凡退に仕留めて見事に期待に応えた。

 大勢は1―2で迎えた9回、5番手として登板。これまで同点や、セーブ機会ではないリードした場面での登板はあったが、ビハインドでのマウンドは今季初めてとなった。

 だが、最初に打席へ迎えた宮崎を155キロ直球で右飛に打ち取ると、続く山本は153キロ直球で三ゴロ。京田はフォークボールで空振り三振に仕留めて3者凡退に打ち取った。

 大勢の投球内容は1回で打者3人に対して12球を投げ、無安打無失点。直球の最速は155キロだった。

 大勢の力投を受けたその裏、代打・中山が起死回生の同点適時打を放ち、延長戦へ。引き分け寸前の延長12回、2死から途中出場のオコエが2号サヨナラ弾を放ち、巨人が劇的勝利を収めた。

 試合後、阿部慎之助監督(45)は劣勢での大勢登板について「何が起こるか分からないしね。やっぱり相手も、オースティンのポロってやつ(記録は柴田の悪送球)から同点になったし、本当に反面教師じゃないけど、ああいうところが大事になるっていうのは、みんな思ってほしいなと思います」とコメント。

 オコエの劇弾が飛び出した際には珍しくベンチを飛び出して歓喜のジャンプを繰り返していた指揮官。「いい?疲れちゃった、もう」と最後のコメントを締めくくって笑わせていた。

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