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ヤクルトが完全V逸…高津監督「非常に残念」高橋奎には厳しい言葉「置きにいく球ばっかり…当然の結果」

スポニチアネックス / 2024年9月7日 22時19分

<ヤ・神>6回、左飛に倒れた村上(左)とベンチの高津監督(右) (撮影・須田 麻祐子)

 ◇セ・リーグ ヤクルト0―6阪神(2024年9月7日 神宮)

 セ・リーグ最下位のヤクルトが阪神に連敗し3連敗。今季122試合目で優勝の可能性が完全に消滅した。今季15度目の零敗で借金20。先発の高橋奎二投手(27)は5回4失点で今季9敗目(5勝)を喫した。

 今季ワースト借金を更新する完敗を喫した高津臣吾監督(55)は試合後、優勝の可能性が完全に消えたことを問われると「残念ですね。やっぱり1番上に立ちたいと思ってずっとやっているので、非常に残念です。ここまでローテーションもリリーフも、打順も何も固定できないできているので。うーん。優勝できなかった要因かなと思いますけど。総括になっちゃいますけど」と力なく語った。

 故障者が多かった。ここまでの今年の戦いを振り返り指揮官は「そうですね。間違いなく多かったですね。人数も多かった。回数も多かった。治りも遅かった。塩見のような大ケガであったりとか、そういうのはなかなか短期で帰ってこれないんですけども、毎日メンバーのやりくりというか、入れ替えというか、ファームと連絡取って、そういう状況が毎日のように続いたので、編成が難しかったです。チーム編成っていうのかな」と素直な思いを吐露した。

 この日の先発の高橋については「明らかに表情を見ても、姿見ても、不安を持ってマウンドに上がってますね。その打たれる不安じゃなくて、ストライクが入るかとか、どうやって投げたらいいのかとか、そういうふうに僕には映りました。だから50球ぐらい行けばある程度感覚がつかめる。腕が振れてくる。初回なんて、どちらかというと合わせにいく、置きにいくボールばっかりだったので。当然の結果ですね」と厳しい表情で語った。

 打線も元気がなかった。指揮官は「得点圏でいかに打つかだと思います。12打数1安打。そりゃ点にはならないと思いますし、ホームなんでね…。やっぱり真っすぐの打ち損じっていうのが非常に多かったように見えますね」と自身の考えを示した。

 これで今季の阪神戦は8勝13敗で2年連続の負け越しが決定。本拠・神宮で5連敗を喫し残り21試合。「今年を象徴してるんじゃないですか。先発が弱い、イニングを稼げない、貯金ができない。それが全て出たゲームというか、初回と言っていいのか、典型的なゲームだったような気がしますけどね」。高津監督は厳しい表情のまま引き揚げた。

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