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北野武監督 ベネチア国際映画祭で「Broken Rage」初披露 「もっと真剣にやるべきだったな」

スポニチアネックス / 2024年9月8日 5時2分

ベネチア国際映画祭で「Broken Rage」をお披露目した北野武監督

 北野武監督(77)の最新作「Broken Rage」が6日(日本時間7日)、第81回ベネチア国際映画祭の特別招待作品として初披露された。97年「HANA―BI」で金獅子賞(最高賞)を獲得するなど、熱狂的なファン「キタニスト」をはじめ絶大な支持を得ている北野監督が、7年ぶりに水の都に凱旋した。

 出演の浅野忠信(50)、大森南朋(52)とともにレッドカーペットに登場。沿道に詰めかけた報道陣やファンに笑顔で手を振るなど「世界のキタノ」の貫禄を示した。1032席が埋まった上映では、観客から笑いと拍手が起き、エンドロールが流れると同時にスタンディングオベーション。北野監督は満足げな笑みを浮かべながらも、6分ほど過ぎたところで自ら制止するほどの歓喜をもって迎えられた。

 浅野は上映後、「僕が日本で見た時に感じた面白いという感覚が正しかったことが確認できて良かった」と安堵(あんど)の表情。大森も「こんなにも愛と喜びをもってこの映画と向き合っていただけるんだと思った」と感激の面持ちで語った。

 「Broken…」は、北野監督がAmazon MGM スタジオと組み初めて配信用に製作。「暴力映画におけるお笑い」をテーマに、ビートたけしとして主演する殺し屋が、生き残りを懸けて奔走するストーリーを前半はクライムアクション、後半はパロディーで描く2部構成。上映前の会見では「気楽に撮ってみたら、まさかこんな(ベネチアに来る)ことになるとは。もっと真剣にやるべきだったな」と冗談交じりに感想。その上で「暴力もお笑いも感情を揺さぶるもの。人に対する衝撃という意味では、お笑いも暴力。暴力的なものなのか、愛なのか、見る人によって違うのが映画や絵画などのアート」と持論を展開した。来年、プライムビデオでの世界配信を予定している。

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