1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

巨人・オコエ 12回2死にプロ9年目初サヨナラ弾 ティファニーデーで価値ある輝き「最高の結果」

スポニチアネックス / 2024年9月8日 5時33分

<巨・D>延長12回、サヨナラ弾を放ち、ガッツポーズするオコエ(右)(撮影・木村 揚輔) 

 ◇セ・リーグ 巨人3-2DeNA(2024年9月7日 東京D)

 巨人のオコエ瑠偉外野手(27)が7日、DeNA戦で2―2の延長12回2死から、プロ9年目で自身初のサヨナラ本塁打。凡退すれば引き分けに終わっていた打席で一発を放ち、チームは首位の座を死守した。今季ワーストの19残塁と拙攻を連発したが、全てを振り払う2号ソロ。球団創設90周年を記念して開催された「ティファニーデー」で、年俸1200万円の男が高級ブランドに負けない輝きを放った。

 ティファニーブルーにふさわしい鮮やかな一撃だった。オコエが最後の最後に、自身初のサヨナラアーチ。阿部監督も「我を忘れてベンチから飛び出してしまいました」と両手を突き上げながら大喜びだ。背番号50は歓喜のウオーターシャワーで特別ユニホームを濡らした。

 「ちょっと詰まっていたので、どうかなと思って、ビビりながら走りました。最高の結果が出ました」

 引き分け目前の延長12回2死。指揮官から「一発狙ってこい」と送り出された。「強い気持ちで見送ってもらえたので、思い切って狙ってみようと」。佐々木の初球の直球を迷わずフルスイング。2号ソロを左中間席へ運んだ。指揮官は「練習では3億円プレーヤーぐらいのバッティング練習をしている」とフリー打撃の“マン振り”を戒めつつ、改めて潜在能力を認めた。

 楽天にドラフト1位で入団した原石は現役ドラフトで移籍して2年目。代打や守備固めでの出場が続く。「一打席一打席、チャンスを無駄にせず。たとえ三振で終わっても何かしら得るものがあったり、反省だったりを見つけるようにしている」。研さんを積んで、ここぞでまばゆい輝きを放った。

 高級ブランド「ティファニー」とのコラボデー。選手は黒が基調でティファニーブルーのラインが入った限定ユニホームで戦った。「カッコいい」と自慢げに話した27歳の私服は庶民派。「夏場は(ブランドものは)あまり着ない。ユニクロばかり。ユニクロも立派なブランドですから」と金のネックレスを光らせながら笑った。

 守護神・大勢を今季初めてビハインドで投入し、チームの今季最長4時間41分の死闘を制した。19残塁は20残塁だった99年5月19日ヤクルト戦以来25年ぶり。2リーグ制以降に19残塁以上で勝ったのは球団史上初めてだった。オコエは「来年ティファニーのアンバサダーを頂けるような活躍をできるように優勝目指して頑張りたいと思います」と宣言。まずはティファニー製の優勝トロフィーをつかむ。(青森 正宣)

 ▽ティファニーとスポーツ 米国ではNBAのラリー・オブライエン・トロフィーをはじめ、NFL、テニスの全米オープン、野球のWBCなどの優勝トロフィーがティファニー製で、同社のトロフィーは「世界最高峰」の代名詞ともなっている。日本ではプロバスケットボール「Bリーグ」が、発足翌年の17年から同社のシルバー製トロフィーを年間チャンピオンのために用意。過去にはコラボ商品としてバスケットボールやサッカーボール、スケートボードの販売も行った。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください