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阪神・佐藤輝、神宮の空に一筋の虹架けた!2試合連発13号2ランを自画自賛「いいスイングができました」

スポニチアネックス / 2024年9月8日 5時18分

<ヤ・神>初回、佐藤輝が2ランを放つ(投手・高橋)(撮影・大森 寛明)

 ◇セ・リーグ 阪神6-0ヤクルト(2024年9月7日 神宮)

 日の入り直後の神宮の空に、阪神・佐藤輝が一筋の虹を架けた。2点を先制した初回、なお1死一塁。高橋の2球目、外寄りスライダーを素直に打ち返した白球は失速することなく左中間席へ。前夜の満塁弾から2試合連続の13号2ラン。プレーボールの声から10分足らずで、試合の行方を決めた。

 「いいスイングができました!打席に入る前から準備をして、初球からしっかりスイングをしていけた」

 初球の148キロ直球にも迷いなくフルスイングを仕掛けた。結果はファウルでも「いいスイングができていた」と自賛の一振りで高橋を威圧。その証拠に第2打席は3ボールからの四球、第3打席も2ボールから再び四球。終始ボール先行の苦闘を誘発し、5回降板に追い込んだ。

 「みんな調子が良いと思いますし、打線でつないで、いい点の取り方ができている」

 中軸を組む森下が先制二塁打なら、大山は2点目の中前適時打と9回のトドメの2ラン。3人がそろって打点を挙げれば今季は12戦全勝を誇る。近本が出て中野がつなぎ、3人で一掃。猛虎の得点パターンがこの夜も機能した。特に佐藤輝は2戦計7打点の荒稼ぎで63打点まで伸ばし、チームでは64打点の森下に次ぎ、リーグトップの巨人・岡本和にも5差まで迫った。「トップ争いができるくらい、もっともっと打点を稼ぎたい」と初の個人打撃タイトル獲得への意欲ものぞかせた。

 「負けられない戦いが続く。ファンの皆さんの力も借りながら、頑張っていきたい」 

 ヒーローインタビューで高々と宣言。三塁ファウルゾーンを歩いた帰途では数多くの激励が飛んだ。期待は裏切らない。残り17試合、歓喜のゴールテープを切るまで死力を尽くすだけだ。(八木 勇磨)

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