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伊代表レジェンド・ブフォン“育ての親”が分析 彩艶に太鼓判「セリエAで最も優秀なGKになれる」

スポニチアネックス / 2024年9月8日 5時2分

5日の中国戦に出場した日本代表GK鈴木

 ◇W杯アジア最終予選 日本―バーレーン(2024年9月10日 リファー)

 日本代表は10日(日本時間11日)、26年W杯アジア最終予選第2戦でバーレーンと対戦する。酷暑の悪環境の中、活躍を期待されるのがGK鈴木彩艶(ざいおん、22=パルマ)。7―0で快勝した5日の中国戦で最終予選日本人GK最年少出場を達成した。セリエAで成長を続ける正守護神を、元イタリア代表GKブフォンの育ての親として知られる名伯楽のエルメス・フルゴーニ氏(76)が徹底分析。今後の活躍に太鼓判を押した。(取材・構成 垣内 一之)

 中でも目を見張ったのがクロス対応という。

 「強靱(きょうじん)な体を生かし、ハイボールにもグラウンダーのクロスにも、恐れずに飛び込んでいける。メンタルが強い何よりの証拠だ。これはGKにとってとても重要な要素だよ」

 もちろん、課題の指摘も忘れない。

 「キャッチングだ。たまにキャッチできるところを、片手ではじき出しているシーンもある。イタリアでは彼に限らず、多くのGKがパンチングなどクリアで逃げている。彼は勇気があるので、両手でキャッチして、ボールをキープできるように練習すればもっと成長できる」

 その真意は?

 「あのドンナルンマ(イタリア代表GK)でさえクリアが多く、ボールをキャッチすることがあまりない。ボールをキャッチできれば、相手の攻撃はそこでストップする。クリアなら、ボールを拾われて相手の2次攻撃につながる可能性がある。鈴木は身体能力が高いから、コーディネーション(脳の神経回路と体をつなげる能力)をさらに高められれば、それが必ずできるようになる」

 期待が高いからこそのレベルの高い要求だ。「どんなGKでもミスはある。ブフォンもミスはあった。でも良いGKはミスが極端に少ない。日本人は学習能力が高いから、鈴木にはかなり期待しているよ」。中国戦はほとんど見せ場のなかった鈴木彩が、敵地バーレーン戦で真価を発揮する。

 ◇エルメス・フルゴーニ 1948年2月3日生まれ、イタリア・パルマ出身の76歳。現役時代は42歳までプレー。90年にパルマのGKコーチ兼スカウトに就任し、13歳だったブフォンを発掘し世界屈指の守護神に育て上げた。セリエAではベローナ、カリャリでコーチも務め、14年にはFC東京のGKテクニカルアドバイザーも歴任。元日本代表の川島永嗣(現磐田)、権田修一(現J2清水)ら多くの日本人も指導。

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