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阪神・才木“鬼門”神宮ヤクルト戦で初の先発勝利!逆転連覇&投手4冠へラストスパート

スポニチアネックス / 2024年9月8日 5時18分

<ヤ・神>5回、宮本を空振り三振に仕留め雄叫びを上げる才木(撮影・尾崎 有希)

 ◇セ・リーグ 阪神6-0ヤクルト(2024年9月7日 神宮)

 阪神・才木浩人投手(25)が7日のヤクルト戦で12勝目を挙げ、首位・巨人を2・5ゲーム差のまま追走する5連勝に貢献した。8安打されながら6回無失点。相性の悪かった神宮球場で初の先発勝利をつかみ、8年目で初めてシーズン規定投球回を突破した。主要な投手4部門でいずれも上位に付け、逆転連覇&タイトル争いにも弾みをつけた。

 才木は、初回無死一塁で飛び出した一塁走者・西川を刺した梅野に助けられて節目のアウトを取った。ちょうど143回に到達。8年目で初めて規定投球回をクリアしてから苦しんだ。3者凡退に抑えたのは3回だけ。2回の1死満塁など再三の窮地に耐えた。

 直球を序盤に捉えられたことで、カーブを交えて緩急を駆使。「ゾーンで勝負できた」と無四球が光り、苦手だった神宮球場で初の先発勝利をつかんだ。

 「最少失点でいけるようにと思っていたので、ピンチになってもしっかりゼロでいけたのは良かった。(狭い)神宮なので0対0だと思っていた」

 約3カ月前のマウンドと状況はピタリと重なった。同じように初回に4点の援護をもらった6月16日のソフトバンク戦。7回1失点で白星を手にしても心の中では“苦投”していたという。

 「いきなり4点もらって、投手コーチに“いつも通り行けよ”みたいな感じで言われたんですけど…なんか分からんなみたいな。なんか、どう入っていけばいいんやろみたいな。ホームランテラスがあって狭いし、1点取られて、なんか流れが悪くなったら嫌やしな…とも思っていたから。そこはムズいなと思っていた」

 逆に援護に恵まれない展開では全く動じることはない。

 「そこはもう運っていうか。しょうがないかなと思って投げてます。自分がゼロに抑えれば負けないと思って。とりあえず自分にできることをやっておけばって感じです」

 開幕から先発陣の一角どころか勝ち頭としてフル回転し、さまざまな状況を経験してきた。大量援護の時こそ慎重に腕を振り僅差では邪念を取り払ってゼロを並べる。その積み重ねで勝利数、奪三振数はリーグ2位、防御率、勝率はともに3位とタイトルを狙える位置で最終盤までやって来た。

 「(規定投球回は)いいんじゃないですかね。まだ試合が残っているので、しっかり続けて投げていけるように頑張ります」

 いま求めるのはチームの勝利、そして、逆転優勝につながる快投だけだ。残り17試合で首位とは2・5差。奇跡の扉をこじ開ける。 (遠藤 礼)

 ○…才木(神)が神宮のヤクルト戦で初の先発勝利。過去8試合1勝3敗で、防御率4・61はセ本拠地で最も悪かった。18年6月30日に救援勝利して以降、先発で3連敗。今季も4月7日の黒星でチームの連勝を2で止めていた。

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