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【日本代表】エディー第2次政権初の連勝!1次Lを1位突破 SH藤原―SO李承信で「超速」体現5トライ

スポニチアネックス / 2024年9月8日 5時2分

<日本・アメリカ>前半、トライ後のコンバージョンキックを決める李(撮影・篠原岳夫)

 ◇ラグビー・アサヒスーパードライ パシフィック・ネーションズカップ2024 日本41―24米国(2024年9月7日 熊谷ラグビー場)

 世界ランキング14位の日本が同19位の米国を41―24で下し、大会2連勝で1次リーグB組1位通過を決めた。SH藤原忍(25=東京ベイ)とSO李承信(23=神戸)のハーフバック(HB)コンビが「超速ラグビー」を操り、攻撃陣をけん引。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、64)第2次政権5戦目で国内初勝利を呼び込んだ。準決勝は15日に秩父宮で1次リーグA組2位の同13位サモアと対戦する。

 新生エディー・ジャパンの新HB団が「超速ラグビー」を体現した。5トライの完勝にジョーンズHCは「9番の藤原、10番の李がとても良いプレーをして我々を前に進めてくれた」と名指しでべた褒めした。

 まず口火を切ったのは李のキックだった。前半5分、相手のミスで得たペナルティーゴールを決めると、同15分には相手の裏のスペースへのキックからCTBマクカラン(トヨタ)の先制トライにつなげた。7月のイタリア戦以外は今夏テストマッチ全試合で先発。新司令塔候補の23歳はは「カナダ、米国戦と得点を重ねることができている。アタック面の手応えもあるし、しっかりゲームをコントロールできた」と難敵撃破に表情を緩めた。

 コンビを組む藤原も負けていない。同38分、素早いリスタートから展開し最短でトライにつなげるなど、随所で素早い球出しから「超速」の起点に。2戦連続でコンビを組む李とは、合宿中の練習後は必ず映像を振り返り「常に2人でいる。連携もどんどん良くなっていると思う」とともに攻撃をけん引する自覚を口にする。

 ジョーンズHCは27年のW杯を見据え新戦力の台頭を期待する。フランス大会ではサモア戦の4分のみの出場にとどまった李には「一番未来を望める」と絶対的司令塔の松田らと競わせる意向。藤原には、前夜のミーティングで招いた元日本代表・堀越正己氏と姿を重ね「同じように取り組んでほしい」と名SHへの道を示す。

 15日の準決勝は実力が拮抗(きっこう)するサモアと対戦。李は「もう一段階フィジカルもレベルアップしないといけない。まだまだ成長したい」と気を引き締めるが、世界の脅威となり得る存在として新HB団が確かな輝きを放った。(伊東 慶久)

 ▽パシフィック・ネーションズカップ 国際統括団体ワールドラグビー公認の国際大会で、環太平洋地域のティア2と呼ばれる2番手グループの強化を目的に06年に始まった。大会方式が新しくなった今大会はフィジー、サモア、トンガが1次リーグA組、日本、カナダ、米国が同B組でそれぞれ総当たり戦を行い、上位2チームが準決勝へ。下位1チームは5位決定戦へ進む。優勝はフィジーが6回、サモアが4回、日本が3回(11、14、19年)。

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