戸塚純貴 芸能界入りのきっかけは母との“修学旅行” 震災経て「初めて自分の生きることを考えた」

戸塚純貴

　俳優の戸塚純貴（32）が、7日放送のTBS「人生最高レストラン」（土曜後11・30）に出演。芸能界に入ったきっかけを語る場面があった。

　「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で「理想の恋人賞」を受賞し、芸能界に入った戸塚は、イケメンの登竜門・仮面ライダーシリーズの「仮面ライダーウィザード」に出演し知名度を広めた。NHK連続テレビ小説「虎に翼」（月～金曜前8・00）では弁護士の轟太一役を演じ、SNSでは「#俺たちの轟」というハッシュタグが生まれるほどの人気を得ている。

　番組では、加藤浩次が芸能界に入ったきっかけを質問。自動車工学科のある高校に入り整備士を目指していたという戸塚は、子供の頃から母親が芸能界に入れさせたがっていたと明かした。

　さらに、体調不良で修学旅行に行くことができなかったことから「母が修学旅行に連れて行ってあげる、東京に遊びに連れて行ってあげるというので、東京に行った先がオーディション会場だったんですよ」と思いがけない形で芸能界に飛び込んだことを回顧。乗り気ではなかったものの「そこまでして母は芸能界に行かせたいんだって思ったので、オーディションだけは受けて」と語った。

　また、人生を大きく変えた出来事として「なんとなく行ってみるか、みたいな感じで東京に向かう4日前に震災が起きたんですよ」と明かした。

　東日本大震災当時は「東京に向かうことができなくなった期間が、何カ月くらいかありまして。そのときに自分の地元が見たことない景色になってて。初めて自分の生きることを考えたんですよ。自分が今まで興味なかったこととか、考えてなかったことをやるべきなんだなってそこで思ったんですよ。180度人生を自分で変える瞬間というか」と振り返った。

　芸能界に入る大きなきっかけをくれた母。戸塚は「（現在の活躍を）お母さんは喜んでますね」としみじみ話した。