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「次はドラコン大会で連覇」竹田麗央記録ずくめのメジャー初V 大会最少19アンダー 日本人初大会完全V

スポニチアネックス / 2024年9月8日 16時23分

<ソニー日本女子プロ選手権最終日>優勝トロフィーを手に笑顔を見せる竹田麗央(撮影・会津 智海)

 ◇女子ゴルフツアー ソニー日本女子プロ選手権最終日(2024年9月8日 沖縄県 かねひで喜瀬CC=6670ヤード、パー72)

 最終ラウンドが行われ、初日から首位を走る竹田麗央(21=ヤマエグループHD)が5バーディー、2ボギーの69で回り、大会最少に並ぶ通算19アンダーで逃げ切り、完全優勝で大会初優勝、国内メジャー初制覇を果たした。今季2度目の2週連続Vで今季6勝目。

 最終18番、短いウイニングパットを沈めた竹田はほっとしたように表情を緩めた。初めてメジャータイトルを手にした21歳は「実感はわいていないけど、4日間凄く長かったのでほっとしている」と息をついた。

 3打リードで最終ラウンドに臨んだ。「緊張したけど、バーディーが先行して取れたので凄く楽にプレーできた。昨日は固くなって思ったようにスイングできなかったので、それだけは避けたいと思い、なるべく力を抜いてスタートした」。

 4番で5メートルのフックラインを沈めると、5番パー5は左ラフからのアプローチを1メートルにつけて連続バーディーで勢い付いた。9番パー5では135ヤードから8Iで2メートルにつけてバーディー。前半3つ伸ばして折り返した。

 10番で第2打をバンカーに入れてボギーとしたが、14番で2メートルを沈めてバーディーで挽回した。

 2位の山下が追い上げていたものの焦りはなかった。ボードでスコアを確認しながら「(山下)美夢有さんが伸ばしているのは想定していた。20アンダーを目標に、それだけを考えていた」。16番では4メートルのパットをねじ込んだ。17番で3パットのボギーを叩いたが、1度も追いつかれることなく1打差で逃げ切った。

 19アンダーは21年の稲見萌寧と並ぶ大会最少スコア。記録を知っていたという竹田。16番のバーディーで新記録の20アンダーまで伸ばしただけに「17番で3パットしたのがもったいなかった」と悔しげに話した。ただ、それ以外も記録ずくめの優勝だった。4日間競技に移行した82年以降では日本女子プロ選手権での完全優勝は日本人初。年間2度の2週連続優勝は15年のイ・ボミ、19年の鈴木愛に次いで史上3人目の快挙となる。

 今年4月にツアー初優勝したばかりなのに6勝を挙げてメルセデスランク1位を独走中の竹田。次の目標を聞かれると「来週ドラコン大会がある。去年優勝できたので連覇を目指して頑張りたい」と無邪気な笑顔を見せた。

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