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【パラリンピック】車いすマラソン男子で鈴木朋樹が日本勢16年ぶり銅メダル「名前を刻めてうれしい」

スポニチアネックス / 2024年9月8日 16時45分

銅メダルの鈴木朋樹(右)は表彰式で笑顔(ロイター)

 ◇パリ・パラリンピック最終日 陸上(2024年9月8日 ジョルジュバルボン公園―アンバリッド(廃兵院)の42.195キロ)

 マラソンが8日に行われ、車いす男子(T54)はトラック1500メートルで7位の鈴木朋樹(30=トヨタ自動車)が1時間31分23秒で銅メダルを獲得した。この種目での日本勢のメダルは08年北京大会銀の笹原広喜以来16年ぶり。吉田竜太(42=SUS)は1時間37分15秒で8位に入賞した。独走した世界記録保持者のマルセル・フグ(38=スイス)が1時間27分39秒で金メダルを獲得し、16年リオデジャネイロ、21年東京に続き大会3連覇を達成した。

 鈴木はスタートで飛び出したフグについていこうとしたが、公園内のコースを周回後、石畳のロードに出てから引き離された。しばらくは3番手での単独走行が続いたものの、中間点過ぎにフグから遅れた金華(24=中国)との差を縮め、35キロ地点までに追いついた。終盤は鈴木が前に出る状態での並走が続いたが、最後に突き放された。

 トラック種目とマラソンの二刀流。パラリンピックに初出場した21年東京大会はトラックの400メートル混合ユニバーサルリレーで銅メダルを獲得も中国の失格による繰り上げによるもので、マラソンは7位に終わった。悔しさから所属するトヨタ自動車の豊田章男社長(現会長)に車いすレーサーの製作を訴え、F1にも参戦した「世界のトヨタ」がイチから車体を開発。パラアスリートと技術者ら会社が一体となり、メダル獲得につなげた。

 ▼鈴木 めちゃくちゃうれしいです。気持ちが切れそうになったけど、両親から教えてもらった「最後まで諦めない」ことを貫き通して最後まで頑張りました。1回目のパラリンピックではうまくいかないこともあったが、チーム体制を見直していろんな人に助けてもらった。両親からもらった名前を歴史に刻めてうれしいです。

 ▼吉田 まず鈴木選手が銅を取ってくれたことがうれしい。同じフロアで暮らしていたので。僕も全力で8位入賞できたので万感の思いです。(コースは)石畳がいつまで続くんだ、もう勘弁してくれという思いだったが、フランスのみなさんも応援してくれたのでよかった。

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