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オリックス中嶋監督 決勝打の西野に抱える起用法のジレンマ「ストップかけなきゃ、と思いながら」

スポニチアネックス / 2024年9月8日 18時43分

<日・オ>西野を勝利のハイタッチで出迎える中嶋監督(撮影・高橋 茂夫)

 ◇パ・リーグ オリックス5-4日本ハム(2024年9月8日 エスコンF)

 オリックスは9回にマチャドが3失点で同点に追いつかれるも、延長10回に西野が決勝打。敵地エスコンフィールドでの同一カード3連敗を阻止し、中嶋監督は「本来ならしっかり9回で終わっておかなければいけない試合なんですけど」と、苦笑い交じりに振り返った。

 延長10回は無死満塁を作りながら若月と広岡がたおれ、嫌な展開の中で西野が決勝打。「(西野まで無得点で)回ってこない方がよかったんでしょうけど」と再び苦笑いの指揮官は、「どういう展開になろうと、最後までああやって点が取れたのは大きい。よく取ったと思います」と10年目のベテランを評価。

 今季は右太腿裏の故障で2度の離脱を強いられながら77試合の出場で打率・315を残し、この日には5年ぶりの本塁打を放つなど躍動を続ける背番号5について「あまりにも(先発で)いきすぎたら、離脱しちゃうんで。これだけは、いついなくなるか分からないから…。(結果を)残すんで、また使いたくなるじゃないですか。アカンアカン。ここでストップかけなきゃ、と思いながら」と、起用法についての胸の内を明かした。

 また、この日今季限りでの現役引退を発表したT―岡田については「それはまたゆっくり話しましょう。Tが自分でしゃべった後にコメントします」とした。

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