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JFL鈴鹿・カズは最年長出場記録を57歳195日に更新 移籍後初シュートも放って初勝利

スポニチアネックス / 2024年9月8日 20時1分

<鈴鹿・三重>後半、セットプレーからゴールを狙うカズ(撮影・長嶋 久樹)

 ◇JFL第19節 アトレチコ鈴鹿2―0ヴィアティン三重(2024年9月8日 四日市市中央陸上競技場)

 JFLアトレチコ鈴鹿のFW三浦知良(57)は8日の“三重ダービー”ヴィアティン三重戦の後半20分から出場し、自身の最年長記録を57歳195日に更新した。33分過ぎには右サイドのFKから移籍後初のシュートを放ったが、相手GKが好セーブ。朴康造(パク・カンジョ)監督の初勝利がかかっていたこともあり、守備的なプレーが目立ったが「静岡から母も見に来ていた。勝ち試合を見せられて良かった」と笑顔を見せた。

 試合後、三浦は「中断期間にチームがやってきたことがそのままいい形で出た。僕はシャドーのところでタメを作って欲しいと言われた」と振り返った。朴監督は「彼は守備もうまいんですよ」というのが投入の理由だったようだが「守備がうまい?その通りだと思います」と苦笑い。「経験してきてますんでね。今日の試合は全員がハードワークしているからこそ、僕が動きやすいっていうのもあった」と言う。守備の局面では左サイドバックの位置まで下がったり、相手CKでは前線に残らずペナルティーエリアの中で体を張った。

 攻撃での唯一の見せ場は右サイド約20メートル45度の角度からのFKだった。朴監督は「立ち姿に直接決めるオーラがあった。僕が小学生の時に見ていたカズの姿でした」と言う。FKは左に立ったFW中村健人(27)が横にずらしたボールを左足で一閃。三重GK松本龍典(24)が横っ飛びで好捕したが、移籍2試合でシュートがなかったから、今季初シュートになる。「本当は下じゃなく、上を狙ったんですが…。正直言って僕もFWなんで、ペナルティーエリアに入っていきたくなる。(この日のポジションでは)どうしても遠くなるので、フィジカル的に大変」と本音も話した。

 「中断期間中は練習試合で下部のチームに0―6で負けて。僕は出ていなかったんですが、恥ずかしい。これではダメだと話させてもらったんです。そこからみんな、緊張感とか危機感が出てきて練習で表現できるようになってきた。次の週の練習試合で7―0。プラス1です。だから次の青森戦が大事。次の試合がダメなら評価されない。最低限、この試合(の内容)ができるように成長していくことが大事かなと思います」と自身の子供たちと同世代の選手に交じってチームの成長を楽しんでいるようだった。

 敵将の三重・間瀬秀一監督(50)は会見の質疑応答が終わった後に「サッカー界の一員として最年長の三浦知良さんと戦わせていただいた。本当にきょう、カズさんがピッチに立ってる姿を見て尊敬の念がやまないです。私からそれを伝えたい気持ちになりました」とレジェンドに最敬礼。スタンドで見守った兄の三浦泰年氏(59)は「カズは今、試合に出ることが重要。戦術的に守備的なところで起用するのはどうかとは思うが、きょうは三重ダービーに勝ったことが大きかったですね」と話した。 

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