町田がルヴァン杯8強敗退も意地の1勝 40歳FW中島裕希が大会歴代年長4位の先制弾

＜ルヴァン杯　町田・新潟＞前半、ゴールを決め喜ぶ町田・中島（左）（撮影・西海健太郎）

　◇ルヴァン杯準々決勝第2戦　町田2―0新潟　2戦合計新潟5―2町田（2024年9月8日　町田GIONスタジアム）

　初出場の町田がホームでの第2戦で猛反撃も及ばず、8強で敗退した。ベテランFW中島裕希の先制弾から2―0で勝利したものの、逆転4強進出に必要だった5点差以上の勝利はならなかった。

　主力5人を代表活動で欠く町田は、0―5で敗れた第1戦で退場処分を受けたFW藤尾翔太が出場停止。リーグ戦出場が少ないメンバーを中心に大逆転突破を目指した。前半からDF林幸多郎がロングスローを連投するなど相手ゴールに迫るものの、新潟守備陣をなかなか崩せず時間が経過した。

　それでも前半41分にMF羅相浩（ナ・サンホ）の縦パスを、中島が振り向きざまに右足でダイレクトでシュート。相手選手の股を抜いてゴール右隅に流し込み、これが反撃開始の合図となった。今季公式戦初得点の中島は40歳2カ月23日でルヴァン杯年長4位、史上4人目となる40代での得点。その4分後にはMF下田北斗が左足で絶妙なループシュートを決め、点差を3に縮めて前半を折り返した。

　その勢いのまま後半も猛反撃を続けたものの、追加点を挙げることはできず。逆転には届かなかった。それでも苦手の新潟から意地の1勝を挙げ、過酷な首位争いが続くリーグ戦へ希望をつないだ。