高校では“阿部慎之助2世”日経大の渡辺大和が3ランなどで連勝貢献

木切倉とポーズをする日経大の渡辺大和（右）

　◇福岡六大学野球春季リーグ　日経大7―0福教大（2024年9月8日　九共大）

　日経大が開幕2連勝を飾った。引っ張ったのは5番の渡辺大和（3年）だった。1点リードの3回に左越え3ランを放った。大学通算7本目は直球を振り抜き「自分のスイングをしようと思った」と話した。4回は中越えの二塁打と2安打3打点の活躍だった。

　和歌山・高野山時代は伊藤周作監督から指導を受けた。中大監督時代は巨人・阿部慎之助監督を指導した名伯楽だ。練習中には「阿部慎之助より飛ばしているぞ」と褒めてくれたという。「さすがにそれはないやろ…」という気持ちもあったが、「いいもの持っているよ」と鼓舞してくれたことが励みになった。高校時代はいつしかメディアから“阿部慎之助2世”と言われた。

　志望届を出したが吉報は届かず。日経大でプロ入りを目指して奮闘している。オープン戦から結果を出し今秋は外野の定位置をつかみつつある。日本の11人組ガールズグループ「ME:I」のファンで推しは櫻井美羽。楽曲を聴いて球場にやって来たといいパワーに変えた。