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先場所準優勝の隆の勝が豊昇龍撃破!場所前の“出稽古すれ違い事件”が功を奏した?

スポニチアネックス / 2024年9月8日 20時53分

<大相撲秋場所初日>豊昇龍を押し出しで破った隆の勝(右)(撮影・五島 佑一郎)

 ◇大相撲秋場所初日(2024年9月8日 東京・両国国技館)

 東前頭筆頭の隆の勝(29=常盤山部屋)が大関・豊昇龍(25=立浪部屋)を破って白星発進とした。

 立ち合いから浅く二本のぞかせると休まず前に攻め続け、右へ右へ回り込む相手を一方的に押し出した。「怖がらず前に出たのがよかった」。12勝を挙げて優勝決定戦に進出した先場所の勢いそのままに、幸先の良いスタートを切った。

 豊昇龍から警戒されていたのか、場所前に出稽古へ来るよう誘われていた。しかし、隆の勝が立浪部屋へ出向いた9月4日に豊昇龍は境川部屋へ行っており、まさかの“すれ違い”に。隆の勝は「なんで今日なんだよ…と思った」と回想。誘われた日から1週間以上経っていたこともあり「もう来ないと思われてしまっていたのかな」と振り返った。

 結局その日は、東前頭5枚目の明生(29)と、同じく出稽古組の関脇・阿炎(30)と3人で申し合いを行い「行ってよかった」と充実した稽古となった。豊昇龍との手合わせが実現しなかったことは、幸か不幸か。相手に対策を練られなかったことが白星につながったとプラスに捉えることもできるため「やってたら(今日の結果は)分からなかったかも」と笑った。

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