【福岡六大学野球】プロ志望届提出の九共大主将・笹原が3安打3打点！「強く低い打球」心がけ

＜九共大・福工大＞打線を引っ張った九共大4番の笹原

　福岡六大学野球は第1週2日目の3試合が行われた。九共大は福工大を7―0の7回コールドで破り、連勝スタート。プロ志望届を提出した主将の笹原愛斗捕手（4年）が3安打3打点とアピールした。OBでダイエー、ソフトバンクで活躍した柴原洋臨時コーチ（50）が観戦した中で結果を出した。

　強烈な打球だった。4点リードの7回1死満塁での3安打目は遊撃強襲の2点打。九共大の笹原主将は「強く低い打球をとやっている」と納得の表情を浮かべた。2、4回に二塁打、6回に中犠飛を放ち、3安打3打点。捕手としても好リードで零封勝利に貢献し「いい感じ。継続していきたい」と話した。

　通算45度の優勝を誇る強豪も春のリーグ戦では13年秋以来のBクラス（4位）の屈辱を味わった。上原忠監督から「このままならまた4位のキャプテンになるぞ」とハッパをかけられた。練習では最後まで残りバットを振るなど引っ張った。プロ通算1382安打を放ったOBの柴原洋臨時コーチから指導を受け「レベルスイングできれい」と参考にしてきた。見守った柴原氏は「バッティングが本当に良くなりました。楽しみ」と目を細めた。

　2年時は先輩たちに引っ張られ全国大会を経験した。主将としてチームをまとめる立場になり「（後輩を）最後は連れて行って終わりたい」と誓った。　（杉浦　友樹）

　◇笹原　愛斗（ささはら・まなと）2002年（平14）7月4日生まれ、福岡県豊前市出身の22歳。小1の時に豊前ウイングスで野球を始める。中学は京築ボーイズに在籍。真颯館では甲子園出場なし。九共大では1年秋からベンチ入り。憧れの選手はヤクルト中村悠平。遠投120メートル。1メートル80、90キロ。右投げ右打ち。