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“虎の恋人”関大・金丸「そんなに力は入れてないです」けど、故障明け復帰戦で出た150キロ!

スポニチアネックス / 2024年9月9日 6時2分

<近大・関大>9回、3番手で登板した関大・金丸(撮影・中辻 颯太)

 関西学生野球2回戦3試合が行われ、関大は4―2で近大に勝ち、1勝1敗のタイとした。阪神などが今秋ドラフト1位候補に挙げる金丸夢斗投手(4年)は9回から今季初登板し、1回無失点で最速150キロを計測した。

 故障明けで約4カ月ぶりの対外試合でも、金丸は金丸だった。2点優勢の9回に満を持してマウンドへ。左打者の顔付近へすっぽ抜けた初球は球場表示で148キロながら、巨人と日本ハムの持参したスピードガンで150キロを計測した。

 「そんなに力は入れていないですけど、感覚が取り戻せなかったんで。微妙なズレっていうのが、最初は結構ありました」

 2安打と死球で1死満塁の逆転サヨナラ機を招いても動じない。146キロの直球で二飛に打ち取り、最後は高めの147キロで空振り三振。「高めも使いながらっていうのは、練習からテーマにしている」。今春39回を投げて防御率0・00(失点1、自責0)で終えた実力を見せつけた。

 今春リーグ戦中に腰の骨挫傷を発症し、最後の対外試合は5月11日の関学大戦。打者に投げたのも7月27日の紅白戦が最後だ。前日7日の1回戦後に小田洋一監督が「勝っている状況の終盤」と限定した登板状況が生まれたことで、8回表に一塁側ブルペンへ向かうと、スタンドにいた阪神や楽天など5球団のスカウト陣の動きも慌ただしくなった。巨人・岸敬祐スカウトは「満塁になってからギアも上がりましたし、腰は大丈夫そう」と話し、日本ハム・加藤竜人スカウトは「久しぶりに投げる姿を見られただけで十分」と笑顔で球場を後にした。

 ベストの状態を100とするなら、現状は「60か70くらい」と表現。続けて「もちろん(3回戦も投げたい)です」と言葉に力をこめた。夢と希望にあふれる左腕の、一挙手一投足が注目を浴びるシーズンが始まった。 (石丸 泰士)

 ◇金丸 夢斗(かねまる・ゆめと)2003年(平15)2月1日生まれ、兵庫県神戸市出身の21歳。小1から広陵少年野球部で野球を始めて投手や一塁手。広陵中では軟式野球部に所属。神港橘(兵庫)では1年秋からベンチ入りし、2年秋から背番号1。関大では1年秋からリーグ戦に登板し、今年3月には欧州代表との強化試合で侍ジャパン入り。50メートル走6秒5、遠投110メートル。1メートル77、77キロ。左投げ左打ち。

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