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日本ハム・新庄監督「幸運球」の御利益も同点まで…9回土壇場から3点追い付く

スポニチアネックス / 2024年9月9日 6時2分

<日・オ>吉兆ボールを手にする新庄監督(撮影・高橋 茂夫)

 ◇パ・リーグ 日本ハム4-5オリックス(2024年9月8日 エスコンF)

 次につながる猛攻だ。日本ハムは8日、オリックス戦で3点を追う9回に水谷瞬外野手(23)の左線2点適時打などで同点に追い付き、執念の反撃を見せた。惜しくも延長戦に持ち込みながら敗れたが、し烈なCS争いを繰り広げる中で、2カード連続勝ち越しで2位をキープ。連勝は4でストップしても、新庄剛志監督もナインの粘りを前向きに捉えていた。

 サヨナラ勝利まで、あと一歩…。試合後の新庄監督は息を吐き出すように「くぅー。追い付いたけどね。こういう粘りは今年はずっとあるので、一気にいけそうな雰囲気だったんですけどね」と悔しさをにじませた。

 敗色濃厚だった。8回に宮城から今季初で、23イニングぶりとなる1得点を挙げた。そのまま迎えた1―4の9回。守護神・マチャドに対し、先頭の万波が左越え二塁打を放つと、エスコンフィールドの空気が変わった。その後に連続四球で無死満塁とすると、水谷が左線への2点打。「(無死満塁は)地獄だった。でも、相手バッテリーも苦しい状況だったし、甘いところに来たら打とうと思っていた」と胸を張った。その後、清宮もこの日3安打目となる右前への同点打で延長戦に持ち込んだが、延長10回に勝ち越された。

 あまり験担ぎをしない新庄監督の手にも“吉兆アイテム”が握られていた。9回に3点差をひっくり返して勝利した4日のソフトバンク戦で、腰痛用のツボ押しのためにたまたま握っていたボールだ。この日も9回に同戦後に自ら「幸運球」と書かれたボールを握ると、勝利にはつながらなかったが、追い付くまで粘った。「今の状態なら最低限の勝ちは取れた」とカード勝ち越しを前向きに受け止めた。

 4日の同戦で決勝打を放った水谷も「得点圏で打てるのはチームにとってもいい。こういうところで一本出せる選手になりたい」と主力の自覚をにじませる。シーズン最終盤で新庄監督から選手へ出た指令は「頑張るではなく、楽しみなさい」。前だけを向き、6年ぶりのCSへ突き進む。(田中 健人)

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