1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

DeNA セ界一諦めん!4位から大逆転へ再び4・5差 先発・吉野が救援陣を“救い投げ”6回零封2勝

スポニチアネックス / 2024年9月9日 5時30分

<巨・D>4回、ピンチを切り抜けガッツポーズの吉野(撮影・島崎 忠彦)

 ◇セ・リーグ DeNA8-0巨人(2024年9月8日 東京D)

 DeNAは8日、投打がかみ合って首位・巨人に8―0で快勝。4位ながら首位とのゲーム差を4・5とした。大事な先発マウンドを託された吉野光樹投手(26)は打線の援護にも恵まれて6回6安打無失点の力投。延長12回、8投手をつぎ込んだ末に敗れた総力戦から一夜明け、2年目右腕が先発の役割を十分に果たした。

 勝利のハイタッチにも自然と力が入る。優勝戦線に踏みとどまる、価値ある1勝。三浦監督は「急きょ登板の吉野が本当によく投げた。大きいですよ。吉野がやるべきことをやった」と8得点を奪った打線ではなく、先発右腕に最大級の賛辞を贈った。

 敗れれば首位と6・5ゲーム差に離される崖っ縁。絶対に負けられない一戦で、吉野が主役となった。当初、先発予定だった大貫は6日の練習中に背中に違和感を発症。8月23日のヤクルト戦でプロ初勝利を挙げたばかりの2年目右腕に白羽の矢が立った。いきなり4点の援護を受けた初回は1死一、二塁とされるも岡本和、大城卓を2者連続で空振り三振。5回2死一、二塁でも岡本和をカットボールで二飛に仕留めた。最速149キロの直球にフォークもさえ、6回6安打無失点で値千金のプロ2勝目。代役が主役となった。

 「吉野を1イニングでも長くマウンドへ」――。試合前の合言葉だった。理由は明白。前日は延長12回、4時間41分の激闘の末にサヨナラ負けで連勝が6でストップ。8投手の継投も実らなかった。しかも2番手以降に登板した中川颯、ウィック、森原、佐々木がいずれも「回またぎ」するなど疲労は蓄積。この日は守護神の森原が休養でベンチを外れた。吉野も「自分がどこまで投げられるかが勝負だった」とブルペンの苦境を理解して腕を振り先発の役割を果たした。

(明日から[阪神]3連戦/) 首位相手の2連戦を1勝1敗で終え、4位ながら首位と4・5ゲーム差に戻した。あす10日からは勝負の7連戦がスタートする。まずは甲子園で3位・阪神と直接対決の3連戦。吉野の好投もあり、聖地で救援陣がフル回転することも可能だ。三浦監督は「来週も連戦が続く。全員でまた一週間を戦っていく」と気を引き締める。

 吉野は「緊迫した試合で勝てて自信になる」と言葉に力を込める。先発投手としての使命を果たした背番号24の働きが理想的な試合展開をつくり、逆転Vへの夢をつないだ。(大木 穂高)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください