巨人・阿部監督 3失策8失点大敗で試合後の会見なし 先発メンデス「結果を残せず、申し訳ない」落胆

＜巨・D＞敗戦にガックリの阿部監督（撮影・西川　祐介）

　◇セ・リーグ　巨人0－8DeNA（2024年9月8日　東京D）

　試合後、東京ドームの会見場に姿を見せたのは巨人・阿部監督ではなく球団広報だった。「今日はなしでお願いします」。試合後の会見がなくなったのは同じく8失点で大敗した8月23日の中日戦以来2度目。それだけ投打に精彩を欠いた敗戦だった。

　4月3日以来、約5カ月ぶりの登板だった先発のメンデスは三塁・岡本和の失策や自身のけん制悪送球などで初回1死一、二塁とされ、オースティン、牧に連続適時打を浴びた。さらに2者連続四球で満塁。いらいらを募らせた阿部監督はベンチを出て交代を告げた。わずか1/3回を4失点（自責2）で降板。助っ人左腕は「チャンスをもらったのに結果を残せず、申し訳ない」と肩を落とした。

　9回にも一塁・秋広の適時失策となる悪送球で今季ワーストの3失策。打線も振るわず、球団ワーストを更新する今季18度目の零敗を喫した。あす10日からは敵地のマツダスタジアムで1ゲーム差で追われる2位・広島との首位攻防3連戦。残りは19試合。引き締め直し、決戦に向かう。（青森　正宣）