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U18侍 台湾に完敗でV逸 石塚先制打も逆転許す…投手陣が6失点 相手上回る10安打も

スポニチアネックス / 2024年9月9日 5時3分

<日本・台湾>3回に逆転を許し、肩を落とす今朝丸(撮影・柳内 遼平)

 ◇第13回U18アジア野球選手権・スーパーラウンド決勝 日本1-6台湾(2024年9月8日 天母)

 日本代表は8日、決勝で台湾に1―6で敗れ、16年以来2大会、8年ぶりの優勝を逃し準優勝に終わった。初回2死三塁から、4番・石塚裕惺内野手(3年=花咲徳栄)の中前打で先制も、台湾の最速150キロ超の投手陣に10安打で1得点。先発の今朝丸裕喜投手(3年=報徳学園)が3回途中2失点など、投手陣も10四死球に7安打で6失点と、完全に力負けだった。

 地元の大歓声に包まれながらマウンド上で歓喜する台湾ナインの姿を、目に焼き付けた。7回2死三塁、4番・石塚が三ゴロに倒れて試合終了。相手より多い10安打を放ちながら1得点のみの力負けに、小倉全由監督は「皆は一生懸命やってくれた。向こうの喜び方を見たらやっぱり勝たなきゃいけない」と悔しさをにじませた。

 完敗だった。初回に石塚が中前適時打で先制も、先発・今朝丸が3回1死二塁から、3番の柯敬賢(ケ・ジンシエン)に左中間へ同点三塁打を浴びるなど2失点でKO。6月に台湾の高校を卒業し、ドジャースと契約した外野手の痛打から逆転を許し、その後も投手陣が失点を重ねた。

 今大会で課題は明確だった。優勝候補の台湾、韓国と対戦したスーパーラウンド以降は、3戦で計2得点。深刻な得点力不足だった。決勝も安打こそ放ったがここぞの決定打を欠いた。この日、台湾の2投手はともに最速152キロをマーク。前日敗れた韓国も日本戦では150キロ超の投手を打ち崩すことができなかった。スーパーラウンド以降は無安打だったプロ注目の長距離砲・宇野真仁朗(3年=早実)は「日本の高校野球では見られない直球の強さ」。今秋ドラフト上位候補の石塚も「凄いパワーピッチャー。球の強さは見たことがない」と力の差を痛感した。

 12年にも高校日本代表の指揮を執った小倉監督も「その時は打てない感じはなかったんですけど、やっぱりピッチャーが良くなっているなと感じましたね」とアジアの投手レベル向上を実感。2大会ぶりの決勝進出を果たしたが、台湾に5点差以上で敗れるのは09年の準決勝で0―5で敗れて以来15年ぶりだ。来年のU18ワールドカップ出場権は得たが「もっと自分たち指導者が頑張らないといけない」と小倉監督。無念の銀メダルを必ず次に生かす。(柳内 遼平)

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