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アストロズのエース・バルデスが復調 要因はカーブの多投とシンカーの速度を落としたこと

スポニチアネックス / 2024年9月9日 10時21分

アストロズのフランバー・バルデス(AP)

 米インターネットサイト「ベースボールプロスペクタス」がアストロズのエース、フランバー・バルデス投手(30)の復活について報じている。8月30日(日本時間31日)のロイヤルズ戦は7回無安打無失点、9月6日(同7日)のダイヤモンドバックス戦は7回2安打無失点と絶好調を維持している。

 バルデスは今季の開幕戦となった3月28日(同29日)のヤンキース戦に先発。6四球を与えるなど不調で5回途中3失点で降板した。この試合も含め、2試合を投げただけで肘の痛みで離脱。4月28日に復帰したが、なかなか本来のピッチングを取り戻せなかった。

 問題は23年にシンカーの球速を上げてしまったことだった。以前は63・5センチ~76・2センチの縦の変化量があったが、球速を挙げたために50・8センチに縮小。ゴロをうまく打たせることができなくなり、95マイル(約152.9キロ)の普通の速球を投げる投手となった。

 状態が良化したのは7月。速度を約1マイル落とし、落差が63・5センチ平均に戻り、ゴロを打たせられるようになった。わかりやすいのは平均の打球角度。2022年の-4度から、2023年には+4度になっていたが、今年は+1度に戻った。

 それよりも大きな変化は、本人とアストロズがレパートリーの中でカーブを前面に出すと決めたことだった。キャリアを通じて2番目の球種だったが、カーブの使用率を、7月から38%に増加させ、シンカーと同様に用いた。カーブはシンカーと同じくらいのゴロ率を引き出すことに加え、三振率は41・8%とシンカーの11・7%対の3倍以上。打者はカーブに対して.114の打率と.181の長打率でまともに打ち返されていない。

 バルデスは7月1日以降の先発投手の中でゴロ率が4位(56.2%)、三振率が6位(31.8%)。両方のリーダーボードのトップにいる投手は彼だけだ。シーズン成績は14勝6敗、防御率2・97。過去4年連続でポストシーズで活躍してきたアストロズのエースは、再び大舞台に向け、準備が整ってきた。

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