加藤浩次“あおり運転”に遭遇し「人間って…自分の考えですべて生きてる」しみじみと反省

極楽とんぼの加藤浩次

　お笑いコンビ「極楽とんぼ」加藤浩次（55）が、7日深夜放送のMBSラジオ「アッパレやってまーす！～土曜日です～」（土曜深夜0・30）に出演。“あおり運転”に遭遇した出来事を語った。

　加藤は「人間ってやっぱり、自分の考えてることしかないんだなって思いました。自分の考えていることでしか、すべてないんだなって」としみじみと語り始め、先日、自宅から車で出た際の話を紹介した。

　加藤は信号のない細い道から太い道に右折で出ようとしたそうで、太い道を直進して進んでくる車に気付いたものの「“ちょっと来てたけど、いいや”って思って行ったんです。スピードもそんなに出てなかったから」と大丈夫なタイミングと判断し、右折して太い道に合流した。

　すると、直進してくる車が「後ろからガーってあおってきたんですよ。僕がパッて右折で入ったから、直進してくる車がグッとあおってきたんですよ」と加藤の車が右折して割り込んだことから、直進車があおってきたという。

　加藤は「何だよ。あおってよ…」と思いながら運転を続けたもののその後も走行中に後ろからあおってきたという。その後、加藤が右折するタイミングで、あおってきた車は真っ直ぐ進むことから信号待ちで「俺の横に付けてきた」といい、横に付けたあおってきた車を「おお？見てやろう」と思ってのぞき込んだところ、突然「加藤さーん！」と声をかけられたそうで「俺の知り合いだった」とまさかのオチを明かした。

　あおられたと思い勝手にイライラしていたが、実際はあおり運転ではなく、知り合いである加藤の車と気づき、あいさつしたい一心で追いかけてきてくれていたそうで、加藤は「俺は驚がくしたね、自分に。すべて自分の考え方で捉えてる」と反省した。

　そのあいさつしてくれた知人にも、車を横に付けた時に加藤の顔が「怖かった」と言われたそうで、加藤は「人間って自分なんだって思った。自分の考えですべて生きてるんだなって思った」と自分一人で勝手に考えて行動してしまっているとしみじみと感じた出来事だったと振り返った。

　その上で「だから諍い（いさかい）が止まらないし、だからSNSでも自分の考えを言って人を罵倒したり、中傷したりする人も出てきちゃう」とし「その出来事で本当に思った。自分だって、自分でしか考えてないから自分の考えってそんな大したもんじゃないと思っておかないとダメなわけよ」と身に染みた出来事だったと笑っていた。