高市早苗氏 不記載議員への追加処分めぐり補足説明「新たな事実が出たら党でも必要な処分を」

自民党総裁選への出馬表明をした高市早苗経済安保担当相　（撮影・小田切　葉月）

　自民党総裁選（12日告示、27日投開票）への立候補を正式表明した高市早苗経済安保担当相（63）が9日、フジテレビ系「Live　News　イット！」（月～金曜後3・45）にリモートで生出演し、党派閥の裏金事件についてあらためて見解を示した。

　この日、都内で行われた会見で高市氏は、収支報告書に不記載があった議員に対し、役職から外したり、選挙での公認を行わないかについて問われた。「非公認も含めて党内で議論を積み重ね、調査をし、決着した処分を総裁が替わったからといってちゃぶ台返しするというようなことをしたら、それは独裁だと思いますので、そういうことはいたしません」とし、他の議員と同じように扱うとしていた。

　番組ではこの点についてあらためて問われた。高市氏は「選挙の公認するのかとか処分新たにしないのかという話、司法で調べられている方もいるかもしれませんので、新たな事実が出てきたら、党でも調査、ヒアリングをして、必要な処分をしなきゃいけないと思っています」と、会見での回答に補足した。

　こうした議員らを選挙で公認をするか否かについては、「私ら現職議員も解散になってからなんです、公認してもらえるか決まるのは」と、党内事情を説明。「事案が発生した後に、一生懸命、真剣に選挙区で説明を続けて活動をし、選挙にきっちり勝てる体制ができている、有権者の皆さんの信頼を取り戻している方には公認できると思う」とし、「そうじゃない方選挙に勝てない方は、公認が難しい」と述べた。