中国出身の新十両・大青山が碧山を破って関取初白星「これからなのでまだホッとはできない」

＜秋場所2日目＞碧山（右）を寄り倒しで破る大青山（撮影・島崎忠彦）

　◇大相撲秋場所2日目（2024年9月9日　両国国技館）

　新十両の大青山（24＝荒汐部屋）が碧山（38＝春日野部屋）を破って関取初白星を挙げた。

　相手の突っ張りを下からあてがって応戦して突き返し、最後は左上手を取って寄り倒し。「胸を借りるつもりで行きました」と、三役経験のあるベテランを堂々破った。前日は幕内優勝経験者の尊富士（25＝伊勢ケ浜部屋）に完敗。「昨日よりは落ち着いていた。前に出たのでよかった」と納得の内容だった。

　場所前には幕内力士数人が連日出稽古に訪れており、大青山もそこに混じって申し合いに参加。関取衆の仲間入りを果たし、充実の稽古を積んで新十両場所を迎えた。記念すべき関取初勝利。「これからなので、まだホッとはできない」と気を引き締め直した。