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玉鷲が鉄人No・1 最多の青葉城に並んだ!39歳無休連続出場1630回 敗戦も祝福ムード

スポニチアネックス / 2024年9月10日 4時46分

<大相撲秋場所2日目>はたき込みで佐田の海に敗れた玉鷲(右)(撮影・西海健太郎)

 ◇大相撲秋場所2日目(2024年9月9日 両国国技館)

 「角界の鉄人」こと、39歳の幕内・玉鷲が大記録を打ち立てた。佐田の海にはたき込みで敗れて初日から2連敗となったが、04年初場所の初土俵から通算連続出場が1630回となり、史上1位の青葉城に並んだ。幕内は大関・豊昇龍が小結・大栄翔を速攻で下し今場所初白星。大関・琴桜、関脇の大の里、霧島は2連勝発進となった。 

 いつもは記録に無関心な玉鷲も祝福ムードの土俵入りでは万感の思いがこみ上げた。青葉城に並ぶ歴代1位の初土俵から無休での1630回連続出場。館内を見渡すと多くのメッセージボードが視界に入った。

 「ここまで頑張って良かった、いいご褒美になった」

 佐田の海のはたきに落ち大記録に花を添えることはできなかった。大勢の報道陣が待つ支度部屋。開口一番「もっと頭を使えよ!って」と自らを叱責(しっせき)するが、金字塔到達には「うれしいものですね」と表情を和らげた。

 16年名古屋場所では左膝を土俵に強打し、師匠の片男波親方(元関脇・玉春日)に休場を申し出たこともあったが、「ケガでなくメンタルの方が危なかった」と振り返る。入門から4年半で新入幕を決めたが、その後は幕内下位と十両の生活が長引き突然モチベーションをなくしたという。「目標を失ったというか、引退しようと思ったのはあの時だけだった」。だが、悩みを打ち明けたモンゴル出身の同期生で先に引退した元前乃雄のナランバタさんに「オレの分まで頑張れよ」と背中を押され、玉鷲の心は奮い立った。再び番付を駆け上がり2度優勝。「自分だけでできることではない。たくさんの人に支えられた結果。本当に自分は多くのいい人と出会えた」と感謝の思いは尽きない。

 今後の目標を問われると「まだあと2、3年はやりたい。下の子供が理解する小学1、2年くらいまで」と家族思いの一面ものぞかせる。信念はファンを沸かせる相撲。まだまだ観客を楽しませてくれそうだ。

 ▼片男波親方(元関脇・玉春日)夢にも思っていなかったし、絶対に不可能だと思っていた。相撲経験がなくこの世界に来たのに凄い。30歳になってから花開いたので不思議な力士です。

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