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佐々木麟太郎、スタンフォード大で「全米制覇」宣言 母校・花巻東で練習公開、大谷先輩ばり特大弾連発

スポニチアネックス / 2024年9月10日 5時17分

打撃練習を行う佐々木(撮影・木村 揚輔) 

 花巻東(岩手)から米スタンフォード大へ進学する佐々木麟太郎内野手(19)が9日、岩手県花巻市内で練習を公開した。今月下旬の授業開始に向けて再渡米し新生活をスタートさせるスラッガーは、大学での全米制覇を宣言。高校の先輩でもあるドジャース・大谷級の特大本塁打を披露した。

 先輩を思わせるような大きなアーチを何度も描いた。母校・花巻東に隣接する花巻球場。分厚くなった胸板のパワーで、佐々木が場外弾を連発した。「目標は全米大学選手権優勝。チームの戦力になれるよう頑張りたい」と米国での活躍を改めて誓った。

 3月23日に渡米し、将来有望なアマチュア選手が出場するMLBドラフトリーグなどに参加。同リーグでは通算25試合で2位タイの4本塁打を放ち、17打点、打率.221をマークした。

 9月24日からの授業開始を前に、休養も兼ねて8月初旬に帰国。「岩手での練習は自分の中で物凄く気持ちよくやれている」と約1時間の練習では、歴代最多高校通算140本塁打を放った高校時代からのパワーアップを披露した。

 米国で使用した木製バットと、来年2月から始まる新シーズンで使う金属バットで計46スイング。8本の場外弾を含む20本のアーチを描き「高校時代と比べたら(レベルが)上がっているなと思いますね」と手応えをにじませた。

 5カ月間の米国生活も充実。飲食店で味噌ラーメンを注文した際に「ワカメとかの味噌汁の中に麺が入っていました」と笑い話にできるほど異国での生活にも順応してきた。先輩のアストロズ・菊池、ドジャース・大谷とは連絡を取り合っており「お二方にいつも気にかけていただいて、アドバイスをもらったりしています」と力に変えている。

 再渡米後は寮生活で、午前から授業、夕方から全体練習の日々が始まる。「野球だけではいけないのが大学生活。勉強と両立してひたすら食らいついていくだけ」と名門での挑戦に決意をにじませた。(村井 樹)

 ▽カレッジワールドシリーズ 毎年6月にネブラスカ州オマハで行われる大学野球の全米選手権。スタンフォード大が属するアトランティック・コースト・カンファレンス(ACC)などの各カンファレンスの優勝校や上位校が予選を戦い、8チームによって全米王者の座が争われる。今年はテネシー大が優勝。昨年は現パイレーツのスキーンズ擁するルイジアナ州立大が優勝した。

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