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ウクライナ出身の十両・獅司が2連勝 世界選手権で活躍した母国の仲間たちから刺激「みんな強い」

スポニチアネックス / 2024年9月10日 7時52分

<大相撲秋場所2日目>勝ち名乗りを受ける獅司(右)=撮影・西海健太郎

 ◇大相撲秋場所2日目(2024年9月9日 東京・両国国技館)

 ウクライナ出身の西十両2枚目・獅司(27=雷部屋)が志摩ノ海(35=木瀬部屋)を下して自己最高位で初日から2連勝とした。前傾姿勢から両前ミツを引いて先に攻めて寄り切り。「まわし取ったら獅司の相撲」と狙い通りの快勝だった。

 前日、世界相撲選手権大会がポーランドで開催され、ウクライナ勢が昨年に続いて活躍。個人戦では男女計10階級のうち4階級で金メダルを獲得し、団体戦は男子が2年連続の銀メダル、女子が2連覇を達成した。獅司は「みんな強いです」と母国の仲間たちの活躍にうれしそうな表情。女子重量級(80キロ以上)で2年連続世界一に輝いたベレゾフスカ・イワンナ(33=九州情報大2年)には、8月中旬に雷親方(元小結・垣添)の母校である大分・宇佐産業科学高の土俵で稽古をつけていたこともあり「僕も頑張ります」と刺激を受けていた。

 同じくウクライナ出身の西幕下4枚目・安青錦(20=安治川部屋)は、元幕内の大翔丸(33=追手風部屋)を破って自己最高位で白星発進とした。

 世界選手権軽重量級(115キロ以上)銀メダルのダイアウリ・バジャ(25)とは、来日前は同じクラブチームで稽古に励んでいたという。「2位だったけど、来年はやってくれると思う。自分も負けないように頑張りたい」とこちらも刺激を受けていた。

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