今永昇太 今季印象に残ったのは地元ファンの野球理解度「どの球場と比べても一番」というファンの行為は？

練習中に談笑する（左から）山本、大谷、今永（撮影・沢田　明徳）

　カブスの今永昇太投手（31）が9日（日本時間10日）、ドジャースの山本由伸投手（26）との日米通じて初の投げ合いとなる10日（同11日）の敵地ドジャース戦に向けて前日調整。試合前には地元放送局「マーキー・スポーツ・ネットワーク」の単独取材に応じた。

　今永は大谷翔平のプレーを見た時の第一印象を問われると「（昨春の）WBCが初めてに等しかったので、第一印象は大谷選手って夢の世界じゃなくて実現するんだな、実際に存在する人間なんだとそこで確認しました」と話し、女性リポーターを笑わせた。

　投げ合う山本由伸の第一印象を問われると「2017年の日本代表で初めて会って、本当に可愛げのある選手という感じです」と答えた。日米通じて山本と初めて投げ合い、鈴木誠也、大谷と日本選手が4人出場することの意味を問われると「我々がここで試合をする意味は、日本人の方だけではなく、全世界の人々が日本人対決を見てくれるのが意味のあることだと思います。本当に手強い相手ですけども、誠也には明日ホームランを打ってほしいですし、僕も大谷選手を抑えてカブスファンに喜んでもらえるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。

　また、今季メジャーで1番良かったことを問われると「メジャーの球場は歴史が古い球場もたくさんあります。僕は（本拠の）リグリーのファンの方のスタンディングオベーションは勝負どころを凄く理解している。ファンの方のスタンディングオベーションはどの球場と比べても一番だなと思っている。リグリーの雰囲気は凄いなと思います。ファンの方が野球を理解していることがうれしいです」と答えた。

　前回4日のパイレーツ戦で7回無安打無失点と好投し、継投によるノーヒットノーランを達成した今永は、練習前にブルーシートがかけられたドジャースタジアムのマウンドに立ってシャドーピッチングを行って傾斜などの状態を確認。初めてのドジャースタジアムでの登板に向けてセット、クイック、走者一塁、二塁などの各状況を想定して8回腕を振った。その後は右翼付近でキャッチボールを行った後、大谷翔平、山本と談笑した。