幕内復帰2場所目の若隆景が連勝 初顔合わせの豪ノ山をはたき込む

＜大相撲秋場所3日目＞豪ノ山（右）をはたき込む若隆景（撮影・藤山　由理）

　◇大相撲秋場所2日目（2024年9月10日　両国国技館）

　幕内復帰2場所目の東前頭7枚目・若隆景（29＝荒汐部屋）は西前頭6枚目の豪ノ山（26＝武隈部屋）をはたき込み、2連勝とした。優勝経験を持つ実力者。1年ぶりに幕内復帰した名古屋場所は東前頭14枚目で11勝4敗の好成績を残した。早期の三役復帰を目指している。

　低い体勢の豪ノ山に立ち合いで踏み込まれたものの、落ち着いて少し右へ回り込みながら、はたいた。馬力のある相手にうまく対処した。

　ABEMA大相撲中継で解説を務めた元幕内・玉飛鳥の熊ケ谷親方は「豪ノ山は低い形ですが、足が出ていない。相手にもたれかかるように上体だけで押すと足がそろってしまう」と、はたきを食らいやすい体勢だったことを指摘した。