オリ・中嶋監督が引退のT―岡田をねぎらう 「逆に一緒にやってから、本当に優しい人なんだなと」

＜オ・ロ＞引退会見で思いを語るT―岡田（撮影・後藤　正志）

　◇パ・リーグ　オリックス1―4ロッテ（2024年9月10日　京セラD）

　オリックスの中嶋監督が10日に引退会見に臨んだT―岡田をねぎらった。

　「もう、お疲れさんしかないですよね。やりきった感はあるでしょうし、優勝できたというのは非常に大きい財産だと思います。できないまま終わっていく人もいるので。その中で中心的な存在でもありましたし」

　19年にオリックスの2軍監督に就任するまでは敵軍の主砲だった。同じユニホームを着てから、印象がガラリと変わったという。

　「逆に一緒にやってからですね、本当に優しい人なんだなと思いました。敵の時は一発の怖さがずっとありましたし。いい選手ですよ」

　自身は29年間現役でプレー。T―岡田から19年間と聞き「19年でしょ？　あと10年いけるんちゃうかなと思うんですけど“そりゃ無理です”と言われた」と目を細めた。

　今後については「どんな形にせよ、野球に携わると思う。ポストは僕は全く分からないですけど、いずれね。来年なのかもしれないし、いつかは分からないけど、そういう点ではこれから勉強しなきゃいけないことがいっぱいあると思うので、どん欲に頑張ってほしい」と期待をかけた。