新潟L・石田 黒髪でもアグレッシブに 15日開幕・長野戦 茶髪からイメチェンし今季初スタメン目指す

黒髪にイメチェンした石田

　WEリーグの新潟Lは15日にリーグ開幕戦となるアウェー長野戦を戦う。ボランチの石田千尋（22）は、これまでの明るめの茶髪から黒髪にしてイメージチェンジ。落ち着いた髪色にしてもアグレッシブなプレーは変えず、今季初先発を目指す。

　オフ明けの練習再開日。これまで明るめの茶髪だった石田が、大人っぽい黒髪にして現れた。「リーグ戦が開幕するので。それに合わせて落ち着いていこうと思って」。見た目は落ち着いた感じだがプレーはこれまでと変わらずアグレッシブ。果敢にボールを奪い、ボランチの位置から積極的に攻撃参加するなど、切れのある動きを見せていた。

　ここまでクラシエ杯2試合は途中出場だった。「選手はみんなそうだと思うけど、スタートで出たいしフル出場したい」と悔しさをにじませる。それでも「今、チームの中で求められているのは流れを変えることだったりするので、それをやり続けて勝つことが一番。そこはブレずにやれている」。途中出場でも自身のプレーには手応えを感じている。

　7日のクラシエ杯マイナビ仙台戦では後半19分から途中出場し、同時に出場したMF下吉のプロ初ゴールの起点となった。「ベンチで見ていて背後を狙えばチャンスになると思っていたし、聖愛（田中）が圧巻のドリブルを見せてくれた。いい形でセカンドボールに反応できた」と途中出場の選手たちによる勝利を喜んだ。

　リーグ開幕戦となる15日の長野戦では先発出場を目指す。「今はアミ（杉田）さんとメグ（上尾野辺）さんでボランチをやっていて、2人は経験値もあるし差もあると思うけど、自分は運動量だったり守備の強度には自信を持っているのでそういう部分をもっと出していけたら」。豊富な運動量と、昨季はリーグ戦で3ゴールを挙げた攻撃力を武器に出場時間を増やし、チームの勝利に貢献するつもりだ。

　○…7日のクラシエ杯マイナビ仙台戦でプロ初ゴールを挙げたMF下吉は「プロデビューした時の2倍くらいLINEでの祝福があった」と反響に驚いた様子。「ゴールを決められてホッとしている。結果を残せて良かった」と振り返った。このオフには一人で県内をドライブ。「田んぼが広がる道を往復で2時間くらい走ってリフレッシュできました」と英気を養って2戦連続ゴールを目指す。