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巨人キラー広島・森下 まさかの6回途中4失点で7敗目「本当に申し訳ない」新井監督の大号令も空回り

スポニチアネックス / 2024年9月11日 5時46分

<広・巨>降板する森下(左から2人目)(撮影・岸 良祐)

 ◇セ・リーグ 広島1―6巨人(2024年9月10日 マツダ)

 広島・新井貴浩監督(47)が天王山を前に発した大号令は不発に終わった。10日、巨人との首位攻防初戦は1―6の完敗。先発・森下暢仁投手(27)が6回途中7安打4失点で7敗目に沈み、打線も野間峻祥外野手(31)の適時打による1得点と精彩を欠いた。首位・巨人と2ゲーム差に開き、3位・阪神とは0・5ゲーム差。今こそ奮い立ち、チーム一丸の粘り強い野球を見たい。

  戦前の時点で今季は残り22試合。巨人との首位攻防3連戦から、3位・阪神、4位・DeNAと対決する大事な7連戦を前に、新井監督はミーティングで「みんなの頑張りでこの位置にいる」とナインの奮闘を称え「(勝負は)第4コーナーを回って最後の直線に入ったところ」と表現して言葉に力を込めた。

 「最後は気持ち。ボールに魂を乗せて腕を振ってほしい。バットに魂を込めて食らいついてもらいたい。発展途上でも、自分たちは最高のチーム。はいつくばり、倒れ込みながらでも、ゴールテープを最初に切ろう!」

 魂を込めた指揮官の大号令は、しかし、空回りした。Gキラーのはずの先発・森下が誤算だった。初回1死から坂本に先制アーチを被弾。以降は最少失点で粘っても6回2死からの投球があまりに“らしく”なかった。安打と死球による一、二塁から門脇に2点二塁打を許すと申告敬遠を挟んで代打・秋広にも適時打を浴びた。

 「結果が全て。(要所で)粘れなかったのは自分の実力不足。本当に申し訳ないという気持ちです…」

 5回2/3で7安打4失点。自己最多更新となる11勝に王手をかけながら3戦足踏みして7敗目を喫し、21年10月10日からの巨人戦連勝は8で止まった。「試合も少ないし、勝っていかなければいけないという気持ち」と闘志を燃やして臨んだ登板だけに、コメントには悔しさがにじんだ。

 「本人は(原因が)分かっていると思う。まだ試合はあるので、切り替えて次の登板に備えてもらいたい」

 痛い敗戦でも、新井監督は誰を責めるでもなく、いつも通りのトーン。だが、初戦を落としたことで首位・巨人とは2ゲーム差に開き、DeNAに勝った3位・阪神には0・5ゲーム差にまで迫られた。残り21試合。負けられない戦いは続く。

 「下を向いているヒマはない。明日もまた試合があるのでね。しっかり切り替えて臨みたいと思います」

 投打に精彩を欠く9月戦線。だからと言って、下を向いてはいられない。初戦で大不発に終わった大号令。勝利に向けて今日こそ、野手はバットに魂を込めて、投手はボールに魂を乗せて奮い立つ。(江尾 卓也)

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