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阪神・森下で勝負の甲子園7連戦快勝発進 自身初の2戦連発「ホームでの強み出して7連勝したい」

スポニチアネックス / 2024年9月11日 5時16分

<神・D>5回、勝ち越しソロを放ち、ポーズを決める森下(撮影・大森 寛明)

 ◇セ・リーグ 阪神7―2DeNA(2024年9月10日 甲子園)

 森下劇場だ!!阪神は、甲子園7連戦の初戦となる10日のDeNA戦に7―2で快勝。2―2の5回に森下翔太外野手(24)が難敵・東を攻略し、自身初の2戦連発となる決勝の左越え14号ソロを放った。守備では5―2の7回無死二、三塁から右飛を処理して本塁へワンバウンドのストライク送球で補殺を決めた。チームは2位・広島に0・5ゲーム差に接近。攻守でビッグプレーを見せた背番号1は、お立ち台で7連勝を宣言した。

 「森下劇場」が開演したのは5回だった。2―2で迎えた1死無走者の第3打席。カウント2―2から東の真ん中スライダーをコンパクトに振り抜いた。

 「真っすぐも1打席目にボンってこられていた。それも頭に入れつつ、チェンジアップと両方対応しないとなって」

 鮮やかな放物線を描いた打球は左翼席へ着弾。試合前の時点で対戦打率・188(16打数3安打)だった難敵から、2試合連発となる決勝14号ソロだ。連続試合安打と連続打点を6へ伸ばして今季67打点目とし、リーグ打点トップの巨人・岡本和と1差に迫った。

 躍動ぶりはバットだけにとどまらない。「その前(6回の打席)に満塁で凡退して、点を取れていない状況。失敗した現実はあるので、なおさらうれしかった」。3点リードで迎えた7回の守備だ。無死二、三塁から6番・宮崎の右飛を定位置付近で捕球すると、矢のような送球をワンバウンドで本塁へ。三塁走者・オースティンを憤死させるビッグプレーに「練習から筒井コーチと送球にこだわってやっている。風も含めて練習していることがいい形で出た」と胸を張った。

 後半戦から行う3段階の微調整で不振から脱却した。前半戦の試合前練習では最初に右翼守備の練習に始まり、その後ベンチへ下がりグラウンドでの打撃練習へと移行していたが、今はその前にベンチ裏のスイング室へ向かう。「日々、体調だったり体の動きは微妙に違うので」。体から発信される細かな信号を大切にする背番号1はそこで「今日はちょっと体が重いからバットを少し短く持とうとかを決める」という。試合前には再び足を運び鏡を見ながら素振りを繰り返し、ティー打撃をしてから試合へ入る。試合中も同様で代打待機する原口や糸原の邪魔にならぬよう部屋の隅でフォームを入念に確認。課題としていた好不調の波が少なくなった。

 森下の攻守にわたる活躍で甲子園7連戦の初戦は白星発進。首位・巨人とのゲーム差2・5は変わらなくても、2位・広島とは0・5差に迫った。お立ち台では「ホームでの7連戦の強みを出して、7連勝したいと思います!」と力強く宣言し、虎党の大歓声を浴びた。今季の対戦防御率1・59とチームが苦手とする、11日先発のジャクソンとは打率・364(11打数4安打)と好相性。2試合連続の「森下劇場」が見られるかもしれない。(石崎 祥平)

 【今季チーム最多甲子園6発目】○…森下が5回、決勝の14号ソロで4日の中日戦から6試合連続打点。自身の最長は今季7月21日広島戦から8月4日DeNA戦にかけての10試合がある。8日ヤクルト戦の13号2ランに続く2試合連発は自身初めて。今季6本目の甲子園アーチは大山の5本を抜くチーム単独最多で、新人の昨季から通算10本目になった。

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