2戦連続打点の広島・野間が雪辱意欲「この時期になったら、1点どうこうというより、勝つか負けるか」

＜広・巨＞6回、右翼線適時二塁打を放った野間（撮影・岸　良祐）

　◇セ・リーグ　広島1―6巨人（2024年9月10日　マツダ）

　広島・野間が唯一の得点をたたき出し、一矢報いた。4点劣勢へ突き放された直後の6回。2死からの安打と四球で初めて二塁に走者を進めた好機を生かし、右翼線へ適時二塁打を放った。カウント2―1に追い込まれてから高梨の内角低めツーシームを巧みに打ち返し、2試合連続打点を挙げた。

　「左打者にとっては難しい投手でも、そんなことは言っていられない。とにかく後ろに後ろにという気持ちだけでやっている。この時期になったら、1点どうこうというより、勝つか負けるか。明日勝てるようにチームとして頑張ってやっていきたい」

　6月30日以来、今季2度目の対戦だった菅野に対して5イニングのうち出した走者は3回に中前打した菊池だけ。新井監督は「全部の球種が低めに制球されていて、本当に相手がナイスピッチングだった」と脱帽し、「また次対戦があったら、やり返したい」と雪辱を期した。