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日本ハム・伊藤大海 魂の完封114球10奪三振 パ・リーグ単独トップ12勝

スポニチアネックス / 2024年9月11日 6時1分

<日・西>9回、西川を三振に仕留め雄叫びをあげる伊藤(撮影・高橋 茂夫)

 ◇パ・リーグ 日本ハム1―0西武(2024年9月10日 エスコンF)

 マウンドからの雄叫びに2万9292人が呼応した。0―0で迎えた9回2死。日本ハム・伊藤が114球目の150キロ直球で西川から空振り三振を奪うと、大歓声が響き渡った。9回4安打無失点で今季最多の10奪三振。圧巻の投球でムードを演出すると、その裏の劇的なサヨナラ勝ちを呼び込み、今季3度目の完封でソフトバンク・有原を抜き、リーグ単独トップに立つ12勝目を挙げた。

 「今のチームは絶対に点を取ってくれると信じていた。自分が0で抑えれば、負けることはないと思ってた」

 初回1死から源田に左翼線三塁打を許すも西川、佐藤龍を連続三振で無失点。150キロ超の直球と今季途中から使用するスライダーとカットボールの中間をイメージした「スラッター」を駆使した。新庄監督は「今日は12勝付けたかったので、12回まで行かせるつもりだった」と喜んだ。

 昨季は、入団からの2桁勝利が2年連続でストップした。昨年3月のWBCの影響もあって調子が上がらず、マウンド上でふてくされたような態度を見せることもあった。それでも新庄監督は昨季本拠地最終戦で7勝10敗と負け越した伊藤を、翌春の開幕投手に指名。エースだった上沢もメジャー移籍し、責任と自覚は増した。

 松本剛は「昨年なら点を取られてふてくされていたが、それが一切ない」と断言する。「腐っている姿が見えたら、ズルズルいく試合が多かった。けど3点取られても必死に粘って投げる姿は野手も見ている」と選手会長は続けた。練習態度やロッカーでの姿に、誰もが右のエースと認めていた。昨季1勝7敗だった本拠エスコンフィールドで、これで今季は8勝1敗とした。

 今季151回1/3として4年連続規定投球回にも到達。首位ソフトバンクとのゲーム差8は変わらないが、新エースが逆転優勝への望みをつないだ。(清藤 駿太)

 ≪1―0完封2度目は大谷以来≫伊藤(日)が22年5月13日のソフトバンク戦以来自身2度目の1―0完封。チームで2度の1―0完封は14、16年に達成した大谷(現ドジャース)以来。また、日本ハム投手のサヨナラ勝ちによる1―0完封は95年4月27日近鉄戦のグロス以来29年ぶりだ。

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