貴景勝 首痛で欠場 大関復帰ならず 来場所の平幕下位への転落確実 師匠「相撲を続けたい気持ちは強い」

＜大相撲秋場所3日目＞この日から貴景勝が休場し若元春の不戦勝となった（撮影・西海健太郎）

　◇大相撲秋場所3日目（2024年9月10日　両国国技館）

　5年ぶりに大関から陥落した関脇・貴景勝が3日目から休場した。10勝以上で大関復帰がかなう今場所。慢性的な首の痛みの影響で場所前は実戦稽古ができず、初日から2連敗を喫していた。師匠の常盤山親方によると再出場はしない方針のため、大関復帰どころか来場所の平幕下位への転落が確実となった。

　師匠は「首の状態が良くなくて、休場させてくださいと話していた」と状況を説明。貴景勝の今後の去就については「年齢的にまだ28歳ですから。相撲を続けたい気持ちは強いと思う。まだやりたいんだろうなと感じました」と弟子の気持ちを推し量った上で、「本人の思いを尊重してあげたい。今は何とも言えない」と話すにとどめた。