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全試合出場の巨人・吉川が地元凱旋 ゆかりのお店も大盛況

スポニチアネックス / 2024年9月11日 8時3分

巨人・吉川の親戚が営む「吉川養鶏 COCCOPURIO」には多くの吉川グッズを展示

 れっきとした凱旋試合だった。年に一度の岐阜開催。羽島市出身で中京高、中京学院大出身の巨人・吉川尚輝内野手(29)は、5日に長良川球場で行われたヤクルト戦に「2番・二塁」で出場した。学生時代から慣れ親しんだ球場で、3回に右前打を放つと、5回には2死から中前打で出塁し、4番・岡本和の右越え3ランで生還。マルチ安打と好守で勝利に貢献した。

 激しい優勝争いを繰り広げるチームにとって、代えのきかない存在となって帰ってきた。昨年の岐阜開催では、スタメンを外れたのみならず、出場機会なし。だが、今季はここまで岡本和とともに全試合に先発出場。不動の二塁手として存在感を増す中で2年ぶりの出場となった地元で輝きを見せ「声援が凄い力になりました」と感謝した。

 ゆかりのお店の盛況ぶりも、今季の吉川の活躍を表していた。羽島市で、いとこの吉川真司さんが店長を務める「吉川養鶏 COCCOPURIO」へ試合当日に訪れると、多くのG党でにぎわっていた。営業開始時間を通常の午前11時から1時間早め、同10時から開店。キッチンカーで扱う朝採れ卵の黄身だけを使った卵かけご飯の「きみだけご飯」は同11時過ぎには売り切れ。シフォンケーキや、ケガ0を祈願してつくられた「まもれーるん」も飛ぶように売れていた。また、この日は長良川球場でもグッズ購入特典として「まもれーるん」を配布した。

 店内には多くの吉川グッズや、実際に使用したユニホームやグラブも展示。メッセージを書き込む「応援ノート」も置いてあり、吉川が帰省した際には目を通しているという。途切れることのないお客さんを見た真司さんは「ファンの方が多く来てくれている。今日もこんなに来てくれてびっくりです。本当に尚輝に感謝」と笑顔。吉川自身も「卵を使った料理はみんな好き」と明かす。

 抜群の身体能力を誇る背番号2が食べて育った卵や、絶品のシフォンケーキやプリンなどが味わえる「吉川養鶏 COCCOPURIO」。記者も2年連続で堪能させてもらいました。(記者コラム・小野寺 大)

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