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ダルビッシュ 野茂英雄に並ぶ日米通算201勝へ、勝利投手の権利得て降板 5回7安打2失点の粘投

スポニチアネックス / 2024年9月11日 12時6分

マリナーズ戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有(AP)

 ◇インターリーグ パドレスーマリナーズ(2024年9月10日 シアトル)

 パドレスのダルビッシュ有投手(38)が10日(日本時間11日)、敵地でのマリナーズ戦に先発。5回7安打2失点で、勝利投手の権利を持って降板。日米通算200勝を達成した5月19日(同20日)のブレーブス戦以来、114日ぶり白星となる今季5勝目の権利を手にした。

 ペースをつかむ前に、マリナーズ打線に捕まった、初回、わずか5球で2死を取ったが、3番・ラリーに外角スイーパーを捉えられ、右翼席への先制弾を浴びた。2回も先頭のレイリーにソロ本塁打を許し、2イニング連続被弾。スイーパー、カーブ、シンカーなど多彩な変化球を制球良く配球したが、失投を逃してはもらえなかった。

 立ち上がりは苦しんだが、味方の援護に奮い立った。打線は0-2の3回、タティスが右越えに15号逆転3ラン。援護を得て、ダルビッシュはギアを一段階上げた。3回、先頭からの連打で無死一、二塁のピンチを招いたが、ロドリゲスを見逃し三振。1打席目に本塁打を許したラリーは95マイル(約152,9キロ)直球で左飛、アロザレーナも95マイル直球で空振り三振に仕留めた。

 4、5回はともに2死から安打を許したが、無失点。5回は2死からロブレスに中越え二塁打を許し、その後2死三塁の局面を迎えたが、ロドリゲスを三ゴロに封じて、先発投手の責任投球回をまっとうした。

 5月29日(同30日)のマーリンズ戦に登板後、左足の股関節痛のため負傷者リスト(IL)入り。その後、「家族に関する個人的な事情」で7月に制限リスト入り。実戦復帰のために8月23日に負傷者リストに移行し、前回登板の今月4日(同5日)タイガース戦で、98日ぶりにメジャーのマウンドを踏んだ。

 試合前の時点でナ・リーグ西地区首位のドジャースとは5・5差だが、ワイルドカード争いではトップに立つ。プレーオフに向け、頼れるベテランが状態を上げてきた。

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