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13勝目の今永昇太 山本由伸の好投が「僕を引っ張ってくれた」 大谷の大飛球は「紙一重。その時の運」

スポニチアネックス / 2024年9月11日 14時7分

<ドジャース・カブス>先発のカブス・今永昇太(撮影・沢田 明徳)

 ◇ナ・リーグ カブス 6-3 ドジャース(2024年9月10日 ロサンゼルス)

 カブスの今永昇太投手(31)が10日(日本時間11日)、敵地でのドジャース戦に先発。3本のソロ本塁打を浴びるなど7回7安打4奪三振3失点で13勝目を挙げた。前回4月6日のドジャース戦で三振、三邪飛と2打数無安打に抑えていた大谷翔平投手(30)は3打数ノーヒットに封じた。

 チームが先制したものの、2、4回とド軍4番のエドマンにいずれも初球を叩かれて2打席連続ソロ本塁打を浴びた。5回には先頭の7番・マンシーに真ん中への92.5マイル(約148.8キロ)直球を右翼席へ叩き込まれ、4回途中10失点した6月21日のメッツ戦以来、自身ワーストタイの1試合3被弾。さらに大谷には右翼へあわやという大飛球を打たれたが、スタンドへは届かなかった。

 チームが8回に鈴木誠也外野手(30)の適時打など一挙5点を挙げて逆転勝ちし、13勝目が転がり込んできた。試合後のテレビインタビューでは「逆転してくれて勝ったんで、本当によかったです」と振り返り、「同じ選手にホームランを打たれてしまって、マンシーのホームランは何の根拠もない真っすぐだったんで、自分の情けなさですね」と反省しきりだった。

 大谷の大飛球については「勝負の世界というのは紙一重。あれがホームランかアウトかはその時の運なので。今日は運が味方してくれました」と今永らしく答えた。13勝目にも「自分に付く勝利は全く気にしない。チームに付く勝利を気にするというのが、自分のメンタルの持ち方に対して今、うまくいってる感じですね」と強調。ド軍・山本由伸(26)との先発初対決には「正直、試合前はあんまり調子がよくなかったけど、山本投手の投球を見て、このままではチームが劣勢に追い込まれると思った。3失点したけど、彼の投球が僕を引っ張ってくれた」と感謝した。

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