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【玉ノ井親方 視点】好調な大関・琴桜と対照的な豊昇龍「中途半端な相撲で迷路にはまっている

スポニチアネックス / 2024年9月11日 19時15分

<大相撲秋場所4日目>引き落とし翔猿に敗れた豊昇龍は悔しそうな表情を見せる(撮影・西海健太郎)

 ◇大相撲秋場所4日目 ○翔猿(引き落とし)豊昇龍●(2024年9月11日 両国国技館)

 豊昇龍は迷路にはまってしまったようだ。相手を警戒するあまり、本来の自分の相撲が取り切れていない。

 翔猿戦は立ち合いから中途半端だった。ふわっとした感じで立って、相手の動きを見るだけで自分から仕掛けようとしなかった。

 足が前に出ていかないから、腕をたぐられるように引き込まれると、あっけなく両手をついてしまった。

 攻撃は最大の防御というように、相手がいくらくせ者とはいえ、自分から攻めていかなければ、勝機は見いだせない。立ち合いでしっかりと当たって、それから差しにいったり、前に踏み込んでいったり、少しでも攻める形をつくらないと、相手のペースに持ち込まれるだけだ。自分から動けば、相手も動かざるを得なくなるが、相手に合わせるだけでは術中にはまるだけだ。

 横綱が不在の場所で、大関として負けるわけにはいかないという気持ちが、消極的な取口につながっているのかもしれない。だが一方の大関の琴桜は今場所、攻める気持ちが前に出た相撲を取っている。熱海富士戦でも胸から当たってすぐに右を差して一気に前に出て勝負を決めた。

 今場所、ここまでの2人の相撲は対照的だ。豊昇龍には1日でも早く、先手先手で攻める意識を思い出してもらいたい。(元大関・栃東)

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