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巨人がミラクル大逆転劇! 二塁すら踏めず、零敗寸前の9回に一挙9点 “鬼門”マツダで2連勝!

スポニチアネックス / 2024年9月11日 21時3分

<広・巨>9回、増田大の適時三塁打で生還した浅野はナインと喜び合う(撮影・西川祐介)

 ◇セ・リーグ 巨人9―2広島(2024年9月11日 マツダ)

 巨人は二塁すら踏めず、零敗寸前だった9回に一挙9点取って試合をひっくり返し、2013年を最後に勝ち越しがない“鬼門”マツダでの首位攻防戦にミラクル2連勝。4カードぶり勝ち越しを決めて貯金を今季初の14とし、2位・広島とのゲーム差を3に広げた。

 巨人の貯金14は2021年9月3日以来1104日ぶり。

 0―2で迎えた9回だった。この回から登板した相手守護神・栗林に対し、先頭の代打・中山がストレートの四球で出塁。続く丸も連続四球を選んで無死一、二塁とチャンスを広げた。

 ここで坂本が左前打を放ち、無死満塁とさらにチャンス拡大。吉川の押し出し死球で1点返すと、岡本和が左前適時打を放って2―2の同点とした。

 さらにモンテスがストレートの四球で押し出しとなり、ついに3―2と逆転。ここで広島のマウンドは4番手左腕・森浦に代わったが、門脇、浅野が連続適時打して5―2とし、1死後、この回先頭で代打に出ていた中山の代打・長野の2点適時打で7―2と大量リードを奪った。

 2死後、広島は5番手右腕・大道をマウンドに送り出したが、この回、坂本の代走に出ていた増田大が中越えに適時三塁打を放ってさらに2点追加して9―2。終わってみれば、8回まで先発右腕・アドゥワ、2番手左腕・ハーンの前に散発3安打で二塁すら踏めなかったのが嘘のように打者13人で6安打4四死球9得点の大逆転劇だった。

 先発左腕・グリフィンは6回3安打2失点と好投。0―2の8回に登板した3番手右腕・泉が4月12日の広島戦(東京D)以来152日ぶりとなる今季2勝目(0敗)をマークしている。

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