ロッテ中村奨が4安打4打点「自分の意識していることが打席でできている」

6回、中村奨は3点本塁打を放つ（撮影・平嶋　理子）

　◇パ・リーグ　ロッテ12―3オリックス（2024年9月11日　京セラドーム）

　ロッテの中村奨が「6番・三塁」で先発出場したオリックス戦で、4号3ランを含む4安打4打点と大活躍した。打線が17安打と爆発して7月10日の楽天戦以来となる2桁得点を挙げ、大勝で3連勝。CS進出を争う4位楽天との差を4・5ゲームに広げた。

　中村奨は2回1死三塁から先制の中前適時打を放つと、3回に右前打、5回に左翼線二塁打、そして6回に左翼ポール際に4号3ラン。8回の第5打席は四球でサイクル安打こそ逃したが、全5打席出塁を果たした。昨年5月9日の西武戦以来の1試合4安打で今季初の猛打賞となった。

　「1打席目から良い感じで入れたので、その後の打席にもつながった。好調と言うよりは、自分の意識していることが打席でできていると思います」

　今季は打撃不振が続いていたが、9月は打率・450と調子は上向き。吉井監督は「昨日は試合に出なかったのかな。でも、その前から調子がちょっとずつ良くなってたんで、このまま続けてほしい」と期待した。