立浪竜、あぁ守乱…V完全消滅も加藤球団本部長前向く「CS進出の可能性がある限り、そこを目指して…」

＜中・ヤ＞交代を告げ、うつろな表情でベンチに戻る中日・立浪監督（撮影・椎名　航）

　◇セ・リーグ　中日1ー8ヤクルト（2024年9月11日　バンテリンD）

　中日は優勝の可能性が完全消滅し、13年連続のV逸が決まった。立浪監督は「これだけ上位と離されているわけで、残り試合数を考えれば当然のこと。ただ、最後までしっかりやらないといけない」と言葉を絞り出した。

　二塁手・辻本の2度の悪送球を含む今季最多4失策が敗戦に直結した。昨年8月31日に並ぶ拙守が絡み、小笠原は5回4失点ながら自責1で11敗目。指揮官は「野手のミスで、足を引っ張ってしまった。（小笠原）慎之介に申し訳ないことをした」と、かばった。

　128試合目で奪還の夢が途絶え、加藤宏幸球団本部長は「優勝はなくなっても、CS進出の可能性がある限り、そこを目指して必死にやるだけです」と話した。（湯澤　涼）