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阪神・岡田監督 ゲラの決勝被弾に「初球やろ? ボールから入ったらええやんか」

スポニチアネックス / 2024年9月12日 5時17分

<神・De>7回終了、選手交代を告げ、厳しい表情でベンチに戻る阪神・岡田監督(撮影・後藤 正志)

 ◇セ・リーグ 阪神3ー4DeNA(2024年9月11日 甲子園)

 猛虎が一発に泣いた。阪神は同点の8回に2番手として登板したゲラが、先頭の桑原に初球を左翼席へ運ばれた。外寄りに構えた坂本のミットの逆となる内角への156キロ直球を捉えられた。6回にセーフティースクイズを絡めて2点差を追いついた粘りが、たった1球で吹き飛んだ。

 「初球やろ?簡単に真っすぐを。真っすぐに強いバッターやからな。コースって、ボールから入ったらええやんか」

 勝敗の分かれ目になったアーチを、岡田監督は淡々と振り返った。4敗目を喫した助っ人右腕は、その後の3人をピシャリと抑えただけに「悪くなかったんでね。本当に、あの1球だけが悔やまれる。それだけ。次、頑張ります」と、失投の重みを受け止めた。

 試合をひもといても、本塁打が大きな足かせになった。初回は牧に先制弾を献上。先発・村上の初回被弾は通算2度目も甲子園では初めてだった。7回5安打3失点のこの日は、中盤からリズムを整えただけに、出だしのつまずきが、あまりにももったいなかった。これで登板3試合連続の被弾。そのうち2試合がDeNA戦で、いずれもチームは敗れた。

 連勝が5で止まった8日ヤクルト戦でも、先発の西勇が序盤に2本塁打を浴びた。先手を取られ、打線の追い上げが届かなかった。この日の2被弾を加えても、ダントツでリーグ最少のチーム被本塁打45本の投手陣が、大事な局面に来て一発病に苦しんでいる。また、今季は先制を許した試合は18勝38敗3分けと大きく負け越している。

 2度追いついた末に敗れた1敗を、指揮官は「粘りを見せるって、勝っていかなあかんねんから、粘ってよく頑張ったなんてないんやから、勝ち負けって言うてるやん」と受け止めた。残り14試合。求めるのは結果だけだ。(倉世古 洋平)

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