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平幕・翔猿が大関撃破 2日連続結びの一番 前日は“微妙”判定黒星も今度は文句なし!

スポニチアネックス / 2024年9月12日 4時46分

勝ち名乗りを受ける翔猿(撮影・藤山 由理)

 ◇大相撲秋場所4日目(2024年9月11日 両国国技館)

 平幕・翔猿が大関・豊昇龍を破って2勝目を挙げた。前日の琴桜戦は微妙な判定で黒星。悔しさを力に変え、2日連続の結びで今度こそ文句なしの白星をつかんだ。豊昇龍は早くも3敗目。大関・琴桜、関脇・大の里、霧島、平幕・正代の4人が初日から4連勝とした。

 勝ち名乗りの後も翔猿は厳しい表情を崩さなかった。「昨日凄い悔しい思いをしたので、今日は絶対に勝ちたいと思った」。前日の琴桜戦は、際どい勝負で無念の黒星。もつれた土俵際で相手の体が先に落ち、翔猿の足は土俵内に完全に残っていたが「死に体」と見なされた。連日の大関戦で今度こそ完勝。強い気持ちが表れていた。

 前日の取組直後は悔しさを爆発させ、帰ってからもスロー映像を「何回も見直した」という。微妙な判定や物言いすら付かなかったことに疑問を呈す声がネット上にあふれかえったが「耳に入れないように、思い出さないようにした」とやり場のない感情を押し殺した。「もうどうにもできないので、切り替えるというより次の日やるしかない」。前を向くしかなかった。

 この日の豊昇龍戦は、立ち合い相手をよく見てほとんど踏み込まず。距離を取ってからの引き落としで大関を土俵にはわせた。「先場所突っ込みすぎて(敗れて)いたので」と取り口は至って冷静。「自分のペースになってどんどん攻めたのでよかった」と落ち着いた様子で振り返った。

 しこ名の通り元気いっぱい動き回る相撲が持ち味の32歳。年齢よりも若々しく見せる秘訣(ひけつ)は「人生楽しむようにしている」ことだ。不運にもめげず、力に変えられたのはそのポジティブな思考から。2日連続の結びの土俵で、冷静に燃えた。 

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