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「虎に翼」ラスト庭見る多岐川にネット心配「筋骨隆々の…」少年法の問題へ第55話名言&チョコレートの絵

スポニチアネックス / 2024年9月12日 8時15分

連続テレビ小説「虎に翼」第120話。病床の多岐川幸四郎(滝藤賢一)(C)NHK

 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は12日、第119話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛けた朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となった。

 第119話は、星のどか(尾碕真花)の婚約者・吉川誠也(松澤匠)が星家へ。しかし、星航一(岡田将生)と佐田優未(川床明日香)が進路をめぐって口論をしていた。大学院で寄生虫の研究をしていた優未だが、大学院を中退し、研究職も辞めるという。1969年(昭和44年)、日米安保改定を翌年に控え、全国で若者たちによる騒乱事件が多発。少年法を改正して厳罰化すべき、という声がさらに高まり…という展開。

 年が明け、1970年(昭和45年)3月。遅くとも5月までに、少年法改正について法制審議会に諮問を行うと、法務大臣が国会答弁した。

 久藤頼安(沢村一樹)は「刑罰を強化すれば、非行少年は生まれない?全くもってナンセンスだと思わない?」と東京家裁のメンバーに呼び掛けた。

 桂場等一郎(松山ケンイチ)が最も力を入れる課題は公害訴訟。各地で300件近い裁判が行われた。

 星航一(岡田将生)「ご存知の通り、損害賠償裁判は、被害を受けた原告側が被告の過失を立証する責任があります。それゆえに公害裁判は、被告である企業側が原告の主張に科学的根拠がないと言い張り、長期化してしまう」

 桂場「裁判長は、推論により因果関係が認められれば、原告側の主張は成立していると判断する。企業側が不服であれば、過失がないことの立証をするよう求める」

 航一「ないことを立証するのは、困難では」

 桂場「公害被害で苦しんで助けられるべき人は、速やかに助ける。それが、司法の力であるべきだ」

 「この新たな法解釈の検討は、膠着していた公害裁判を一気に原告勝訴へ導く、大きなきっかけとなりました」(語り・尾野真千子)

 優未は大学院を中退。両親のお弁当を作り、ピンキーとキラーズの「恋の季節」を熱唱した。

 1970年(昭和45年)6月、法務大臣から少年法改正に関する諮問が法制審議会になされた。

 寅子「あり得ない。裁判所側との折衝もせず、いきなり少年犯罪の刑罰優先案を諮問するだなんて。少年たちのことを何も考えていないんですよ」

 久藤頼安(沢村一樹)「サディ。やっぱり君しかいないね」「長い闘いを、共に歩むのは、君がいいんだ」

 寅子は花岡奈津子(古畑奈和)の「チョコレートの絵」に目をやり、多岐川の言葉を思い出した。

 「法律っちゅうもんはな、縛られて死ぬためにあるんじゃない。人が、幸せになるためにあるんだよ」(第55話、6月14日)

 病床の多岐川は庭を見つめる。その頃には、ほぼ寝たきりになっていた。

 SNS上には「あの筋骨隆々の多岐川さんの見る影もない」「多岐川さん、病気は治ったんじゃなかったの?」「最後の多岐川さん、ワンシーンの凄み「(正岡子規の随筆集)『病床六尺』の如き多岐川。滝藤賢一の、その存在感たるや」「病床の多岐川さんの後を引き継げるのは寅子しかいないんよ」などと心配の声が上がった。

 多岐川、少年法の問題は果たして。

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