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移籍後の防御率0.53 ドジャースリリーフ陣を支えるコペック、100マイル超が打たれなくなった理由

スポニチアネックス / 2024年9月12日 9時31分

ドジャースのマイケル・コペック(AP)

 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」がドジャースのリリーバー、マイケル・コペック投手(28)が移籍後、好成績を上げている理由を分析している。

 同投手はホワイトソックスでは43回2/3を投げ、2勝8敗、防御4.74と不安定な成績。100マイル(約160.9キロ)を超す剛速球が武器だが、それに頼る投球を続けていたことが要因として挙げられる。6月は直球の使用率が83%、防御率5.06。しかしドジャースでは変化球を効果的に使用し、“ピッチング”ができるようになった。結果、移籍後は17イニングで21奪三振、4四球、5安打、防御率0.53。ドジャースでの直球使用率は78%となっている。

 コペックの速球が優れている理由の一つは、リリースポイントにある。身体がリリース時に前傾し、5.7フィート(約170センチ)のリリースポイントは、彼の6フィート3インチ(約190・5センチ)の身体に対して比較的低い位置にある。この位置から放たれてくるので、打者にとって直球が浮き上がってくるように見える。そのため、正確にバットに当てることはとても難しい。

 ドジャースのアシスタント・ピッチングコーチ、コナー・マギニスは「速球は唯一無二のもの」と言う。しかし直球だけでは、どんなに優れた球であっても、長くはもたない。適切な変化球を見つけてこそ直球が最大限の威力を発揮する。そこでホワイトソックスで投げていたスライダーから、曲がり幅の小さいカッターへと切り替えた。コペックは「スライダーを回転させるのではなく、カッターはよりストライクゾーンを狙いやすく、簡単に投げることができる」と言う。直球との速度差は少なく、変化も小さい。

 コペックは昨年、スライダーで10本塁打を許すなど、長打を浴びるケースが多かった。カッターは今季ここまで44球投げ、一度も長打を許していない。直球、変化球の組み合わせの最適解を見つけたため、コペックは移籍後、直球を196球投げ、安打はわずか5本にとどめている。

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